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ASRock、CPUのコールドバグを回避し-190℃でも動く「Z170M OC Formula」
~Skylakeで初の7GHz超えを達成
(2016/4/4 12:05)
台湾ASRockは4月1日(現地時間)、オーバークロッカーのためのmicroATXマザーボード「Z170M OC Formula」(Z170M OF)を正式発表した。
「Z170 OC Formula」(Z170 OF)のmicroATX版で、さらにオーバークロックに特化したのが特徴。これまでCore i7-6700Kで6998.9MHzを達成していたが、Z170M OFでは新回路設計を採用し、極度の冷却時(-130℃以下)で動作しない「コールドバグ」を回避。-190℃の環境下でも動作可能としている。
これにより、HKEPCのChi-Kui Lam氏の協力のもと検証したところ、Core i7-6700Kでは世界で初めて7GHzを超える、7,025.66MHzを達成した。
このほか、低発熱の「デュアルスタックMOSFET」、複数種類のコンデンサを組み合わせることで反応速度を上げノイズを低減する「コンボCaps」、ニチコン製の105℃/12,000時間対応の高耐久固体コンデンサ、高湿環境に強い高密度グラスファイバー10層基板、14フェーズのデジタルPWM電源、0.0625MHz単位で調節可能な外付けBCLKエンジンなどを搭載する。
主な仕様は、ソケットがLGA1151、メモリがDDR4×2(オーバークロックで最大4,500MHz+に対応)、拡張スロットがPCI Express 3.0 x16×3(最大8+8+4)、ストレージインターフェイスがSATA 6.0Gbps×8(4基はSATA Express×2兼用)、M.2×1(Type 2230/2242/2260/2280/22110)。
バックパネルインターフェイスはUSB 3.1×2(うち1基はType-C)、USB 3.0×4、USB 2.0×2、HDMI出力、DisplayPort、Gigabit Ethernet、PS/2×2、音声入出力などを備える。