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OCZ、デュアルポートで2台のホストに同時接続できるU.2 SSD

~「Z-Drive 6000」シリーズとして4モデルを展開

 株式会社東芝傘下の米OCZ Storage Solutionsは10日(現地時間)、U.2インターフェイスを採用するNVMe対応エンタープライズ向けSSD「Z-Drive 6000」シリーズを発表した。

 リード特化の「Z-Drive 6000」のほか、リード/ライト向けの「Z-Drive 6300」と「Z-Drive 6300 Max Capacity」、そしてPCI Expressスロットに挿して使用するHHHL版の「Z-Drive 6300 AIC」をラインナップ。容量はモデルによって異なるが、800GBから最大6.4TBまで用意されている。使用しているNANDは東芝A19nmのMLCおよびeMLC。

 U.2モデルの特徴として、U.2インターフェイスを2基備えていることが挙げられ、2台のホストから同時にアクセスして共有することが可能。アクセス経路を冗長化できることをウリとし、1つの経路にトラブルが発生した際でもQoS(Quality of Service)を維持できるとする。なお、U.2インターフェイスはそれぞれPCI Expressの4レーンを2分割して利用する。

 参考例として、Z-Drive 6000とZ-Drive 6300の主な仕様は下表の通り。

【表1】Z-Drive 6000のスペック
800GB1.6TB3.2TB
シーケンシャルリード2.2GB/sec2.7GB/sec
シーケンシャルライト1.2GB/sec1.8GB/sec1.7GB/sec
ランダム4Kリード575,000IOPS700,000IOPS
ランダム4Kライト110,000IOPS150,000IOPS140,000IOPS
【表2】Z-Drive 6300のスペック
800GB1.6TB3.2TB
シーケンシャルリード2GB/sec2.7GB/sec
シーケンシャルライト0.9GB/sec1.5GB/sec1.4GB/sec
ランダム4Kリード570,000IOPS700,000IOPS
ランダム4Kライト85,000IOPS140,000IOPS125,000IOPS

 出荷時期などに関しては不明。

HHHL対応の「Z-Drive 6300 AIC」

(中村 真司)