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Intel、2015年第3四半期は前年同期比ほぼ横ばい

~クライアント事業は売上減もデータセンター/IoT事業が躍進

 Intelは13日(現地時間)、2015年第3四半期(7月~9月)の決算結果を発表した。

 これによると、第3四半期の売上高は前年同期比とほぼ横ばいの145億ドル、純利益は同6%減の31億ドル、営業利益は同8%減の42億ドル、純利益は同6%減の31億ドル、1株当たり利益は同3%減の64セントとなった。

 事業部門別の業績では、「クライアント・コンピューティング事業本部」の売上高が前年同期比7%減の85億ドル、「データセンター事業本部」が同12%増の41億ドル、「IoT事業本部」は同10%増の5億8,100万ドル、「ソフトウェア&サービス事業部門」が前年同期比と横ばいの5億5,600万ドルと、データセンターおよびIoT事業関連で10%以上の成長を見せている。

 IntelのCEOを務めるブライアン・クルザニッチ氏によれば、第3四半期は第6世代Coreプロセッサが顧客から高い支持を得たことや、新不揮発性メモリの3D XPoint Technologyの発表といったイノベーションを進めたことで、困難な経済環境の中でも堅調な業績を達成したとしている。

 なお、Intelは2015年第4四半期の見通しとして、売上高148億ドル±5億ドルを予測している。2014年第4四半期の売上高は147億ドルだった。

Intel 2015年第3四半期の決算結果

(中村 真司)