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キヤノン、黒と赤の発色を強めた個人向けインクジェット
(2015/8/26 14:00)
キヤノンは、個人向けインクジェットプリンタ「PIXUS MG」シリーズを一新し、9月上旬より発売する。価格は全てオープンプライス。
2015年に投入されるのは4機種13モデル。このうち上位3機種では新型のインクを採用し、黒をより深く、赤をより鮮やかに表現するようにした。また、上位2機種はNFCを搭載し、ワンタッチでスマートフォンとWi-Fi接続して印刷できるようになった。
スマートフォン向けアプリも「Canon PRINT Inkjet」という名称に変更し、UIを一新した。アプリ内では新たに「動くスマフォトプリント with clip」というサービスに対応。動画の一部を切り出して印刷し、その角にQRコードを印刷。clipのアプリのカメラを起動し、そのQRコードが印刷された印刷物にかざすと、写真が動画となって動く。このサービス自体は有料だが、2015年9月から2016年3月まではお試しキャンペーン期間として何枚でもプリントできる。
最上位の「MG7730」の店頭予想価格は3万円前後の見込み。カラーバリエーションはブラック、ホワイト、レッド、ゴールドの4色を用意。また、女性向けのデザインを採用した「Atelier」シリーズの「MG7730F」も同時発売する。
プリンタ部の主な仕様は、解像度が9,600×2,400dpi、インクが6色(ブラックは顔料と染料)、対応用紙はA4~B5、レター、はがき。給紙トレイは2段で、下段は普通紙125枚、上段ははがきを40枚セットできる。自動両面印刷をサポートする。
3.5型の液晶ディスプレイを備え、タッチによる操作に対応。インターフェイスはIEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、USB、Ethernet。本体サイズは約435×370×148mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約7.9kg。
「MG6930」は液晶を3型に変更し、有線LANを省いたモデル。本体色はブラックとホワイトの2色。そのほかの仕様はMG7730と同じ。店頭予想価格は25,000円前後の見込み。
「MG5730」は5色インクの下位モデル。店頭予想価格は2万円前後の見込み。印刷解像度が4,800×1,200ドットになり、給紙トレイも普通紙100枚またははがき40枚の1段のみ、自動両面印刷ははがき非対応(普通紙は可能)となる。液晶は2.5型。本体サイズは約455×369×148mm(同)、重量は約6.3kg。本体色はブラック、ホワイト、ブラック+シルバーの3種類が用意される。
4色インク搭載で最下位の「MG3630」の店頭予想価格は1万円前後の見込み。印刷解像度および給紙の仕様はMG5730と同じだが、液晶は非搭載となる。本体サイズは約449×304×152mm(同)、重量は約5.4kg。本体色はブラック、ホワイト、レッドの3種類が用意される。