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NEC PC、LTEタブレットやCore M搭載2-in-1で新しいデジタルライフを提案

「LaVie U」を手に説明するNEC PC 取締役執行役員常務の留目真伸氏

 NECパーソナルコンピュータ株式会社(NEC PC)は15日、PCの2014年秋冬モデルを発表。Core Mを搭載する2-in-1デバイスや、SIMロックフリーのLTE対応モデルを搭載したAndroidタブレットなどの新機種を始め、全機種のモデルチェンジを行なう。同日、都内で発表会も開催された。

 冒頭で同社のPC戦略や新製品の概要について説明したNECパーソナルコンピュータ 取締役執行役員常務の留目真伸氏は、NECの個人向けPCシェアが直近で30%に迫る勢いで伸びていることをアピール。この好調の理由について、「最新PCを提供できていることや、ハードウェアだけでなく、ソフトウェアやサポートも含めた総合的なソリューションとして提供していることが評価されているのではないか」としている。

 また、市場動向においては、モバイルPCが成長している点を指摘。2014年7〜9月期では、PC市場におけるモバイルPCの割合が28%へ伸長しているとい言う。

 こうした背景を受けて発表した秋冬モデルは、「あなたの“ほしい”が、きっと見つかるNEC」をテーマに、モバイルPCやタブレットの製品を拡充するとともに、それぞれの利用シーンを提案。特にモバイルPC/タブレット製品については、ニーズが多様化していることから、新たに投入される「LaVie Tab S」、「LaVie U」を始め全7シリーズのラインナップ(うち1シリーズは現時点では開発表明のみ)を用意する。

市場シェアはPC、Androidタブレットともに伸長
PC市場におけるモバイルPCの割合が拡大している
秋冬PCのテーマは「あなたの“ほしい”が、きっと見つかるNEC」
モバイルPC、タブレットは多数のラインナップで多様化するニーズをカバーする
モバイルPC/タブレット製品

 また、PCを購入したあとの、アプリや周辺機器の活用で、より豊かなデジタルライフが過ごせるよう、情報提供から使い方相談までを含めたサポートをしていく。留目氏は例として、「読書」、「テレビ」、「手書き」の3つの利用シーンを紹介。

 デジタルライフの充実に向けてNECでは、「NEC PCアシスト」というアプリケーションをWindows搭載の秋冬モデルにプリインストールする。これは、電子マニュアルだけでなく、製品の活用情報やアプリ、周辺機器などの情報も調べられるアプリケーションとなる。

 留目氏は、こうした製品、アプリなどの提供を通じ、「トップシェアのベンダーとして、日本人の生活に密着したデジタルライフを提供し、安心、簡単、快適にユーザーが楽しく、創造性豊かな人生を楽しめるようサポートをしていく」と意気込みを見せた。

電子書籍は普及途上だが、冬休みに向けては大量の本を持参できない旅行中の利用シーンなども提案したいとした
TV機能はSmartVision/PLAYERのアップデートにより、TVのリモート/ライブ視聴や持ち出しに対応。いち早く視聴してSNSでつぶやくなどの利用を提案
手書きも昨今は進化し、色調/色彩が豊かな絵を描けることを紹介。クリスマスカードや年賀状などでの利用提案もしている
NEC PCアシストは、単なる電子マニュアルではなく、より製品を活用できるアプリ/周辺機器情報なども提案する
秋冬モデルは10シリーズ39モデルを発表

 続いて、同社商品企画本部の柴山友則氏は、秋冬モデルの中から「LaVie Tab S」、「LaVie U」にフォーカスして製品の詳細を解説した。同氏は、次の新製品の訴求ポイントとしてアイデアを絞り出すとき、現行製品のちょっとした不満を取り込んで、解決するような提案をするようにしているという。

 「LaVie Tab S」については、64bit対応のAtom Z3745の搭載や、WUXGA(1,920×1,200ドット)対応液晶の搭載などはあるが、「最大の特徴は通信機能」とする。柴山氏は実際にカバンを肩に掛け、実際のシチュエーションを実演。Wi-Fi対応タブレットを利用する場合には、まずスマートフォンを取り出してテザリングを有効にし、その後でタブレットを取り出して利用を始める。「テザリングの設定も簡単だが、一手多い。ちょっとナンセンスだと思う」とし、その煩わしさを解消するために、LTE/3Gモデム搭載のモデルを用意した。

 その設定についても、国内大手MVNOやNTTドコモのAPN設定をあらかじめ用意。付属のマニュアルにもSIMカードを装着して利用するための説明をすることで、こうしたSIMロックフリー端末を始めて利用する人にも配慮した。

 本製品の利用方法としては「旅行」を提案。新たにプリインストールした旅行ガイドアプリ「ことりっぷ」やYahoo!アプリを用いて事前の予定を立て、旅行中は電子書籍での読書や、観光などでGoogleマップを活用。そして、タブレットで撮影した写真はクラウドへのアップや、帰宅してからのPCへ取り込んで編集するなど、準備から帰宅後まで、いずれのシーンでもタブレットが活躍できるとした。

NEC PC商品企画本部の柴山友則氏
LaVie Tab Sの性能面での特徴
TS708/T1Wは800MHz(プラチナバンド)にも対応するSIMロックフリーLTEモデムを搭載
夏モデルのAndroidタブレット同様、A3のマニュアルや使い方動画などを提供
旅行では準備から帰宅後までタブレットが活躍できる
LaVie Tab SはLTEモデム搭載モデル「TS708/T1W」と「TS508/T1W」をラインナップ
LaVie Tab S
背面の色はパールホワイト
カメラはF2.2の明るいレンズとフラッシュを搭載し、暗所性能に優れる点もアピールしている
底面にMicro USBインターフェイスを備える
右側面上部に電源や音量ボタン
TS708/T1Wは左側面にmicroSDカードスロットとSIMカードスロットを備える
TS508/T1WはSIMカードスロットが埋められておりmicroSDカードスロットのみとなる

 「LaVie U」については「2-in-1はPCの使い方を改善する新たなプラットフォーム」として、しっかりしたPCで、なおかつ画面が取り外して持ち歩ける点を前面に押し出した。

 Core Mの搭載で高性能かつ低消費電力で、ファンレスを実現したことで画面(本体)も持ち歩きやすくした。また、性能面ではタブレット製品に多いeMMCではなく、より性能の高いSSDを採用している点もアピールした。

PCの使い方を改善する新しいプラットフォームとして2-in-1を位置付け
Core M搭載による高性能に加え、低消費電力であることからファンレスも実現
液晶は11.6型フルHD(1,920×1,080ドット)。ストレージはeMMCではなくSSDを採用
着脱式のキーボードを上位/下位の両モデルに付属。1.8mmと打鍵感のあるキーストロークにした
1,024段階の筆圧検知が可能なデジタイザにも対応
CPUの違いとデジタイザの有無で2モデルを展開
LaVie U LU550/TSS
インターフェイスは右側面に多く配置されている
背面カメラ。上部には電源やロックボタンを備える
付属キーボードのレイアウト
キーボードの右側面にデジタイザを収納できる
キーボードの左側面には追加のUSB 2.0インターフェイスを備える
本体とキーボードの接続部は5ピン端子で、端子の脇に設置位置をガイドするための凹凸が用意されている
そのほかの秋冬モデル
LaVie Tab W
LaVie Z
LaVie L
LaVie S
LaVie E
VALUESTAR N
VALUESTAR S
ヤマハのAudioEngineは新たにModern UIの設定画面が用意された
VALUESTAR L

(多和田 新也)