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NEC PC、SIMロックフリーLTE対応の8型Androidタブレット

~LTEモデムは800MHz帯をサポート

「LaVie Tab S」シリーズ

 NECパーソナルコンピュータ株式会社は、SIMロックフリーのLTEモデム内蔵版もラインナップする8型Androidタブレット「LaVie Tab S」シリーズ2機種を、11月下旬より順次発売する。価格はオープンプライス。

 同社では、2014年夏モデルのタイミングで、8型と10.1型のエントリー向けAndroidタブレット「LaVie Tab E」シリーズを発売したが、よりスリムな形状のプレミアムモデル「LaVie Tab S」シリーズは2013年11月に発売した7型モデルを継続していた。秋冬商戦では、このLaVie Tab SシリーズをWUXGA(1,920×1,200ドット)表示に対応する8型IPS液晶を採用したモデルへリニューアルする。

 ラインナップは「TS708/T1W」、「TS508/T1W」の2モデルで、「TS708/T1W」はSIMロックフリーのLTEモデムを内蔵。下りの最大速度は最大150Mbpsで、LTEは2,100/1,800/900/800MHz(Band 1/3/8/19)、3Gは2,100/900MHzに対応する。MVNOのSIMカードを使用することへの不安感を取り除くべく、協業するキャリアやMVNOのAPN設定がプリセットされる。

 プリインストールアプリには旅行アプリの「ことりっぷ」を新たに採用。夏モデルのLaVie Tab Eシリーズ同様に、A3サイズの初期設定ガイドや、eBookJapanで利用できる2,160円分のクーポンが付属する。

 モデム以外のハードウェア仕様はほぼ共通。プロセッサには64bit対応のAtom Z3745(1.33GHzクアッドコア)、メモリ2GB、ストレージ16GB、Android 4.4を搭載。

 インターフェイスやセンサーは、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0、前面約160万画素/背面約800万画素カメラ、microSDカードスロット、Micro USB、音声入出力、GPS、加速度センサーを備える。LTE対応モデルのTS708/T1Wは、Micro SIMスロットと近接センサーも装備。

 バッテリは容量4,290mAhで、バッテリ駆動時間はWeb閲覧で約8時間、動画再生で約6時間。

 本体サイズは123.8×209.8×7.9mm(幅×奥行き×高さ)。重量はTS708/T1Wが約310g、TS508/T1Wが約305g。本体色はパールホワイト。

 税別店頭予想価格はTS708/T1Wが39,800円前後、TS508/T1Wが32,800円前後の見込み。発売はLTE非対応のTS508/T1Wが11月下旬~12月初旬、LTE対応のTS708/T1Wが12月下旬の予定。

(多和田 新也)