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富士通、デジタイザ搭載のキーボード着脱式10.1型WUXGA 2-in-1デバイス

「ARROWS Tab QH55/S」

 富士通株式会社は9日、WUXGA(1,920×1,200ドット)表示対応の10.1型液晶を搭載するキーボード着脱式2-in-1デバイス「ARROWS Tab QH55/S」を発表した。発売時期は12月中旬。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は11万円強の見込み。

 専用の着脱式キーボードが付属する10.1型2-in-1デバイス。液晶解像度はアスペクト比16:10の1,920×1,200ドットを採用し、1,024段階の筆圧検知が可能なデジタイザペンに対応する。ペンは本体に収納可能。液晶はIPSαの光沢タイプ。

 付属のキーボードはキーピッチ約17.5mm、キーストローク約1.7mmの86キー配列で、タッチパッドも備える。

 本体は凹凸を付けた表面素材を背面に採用するほか、背面全体がわずかなカーブを描くデザインとすることでグリップ力を高めた。

 富士通おなじみのヒューマンセントリックエンジンによる周囲の輝度に応じた画質調整機能や、My Cloudなどに対応する。OSはWindows 8.1 with Bing(64bit)で、Office Home and Business 2013も搭載。電子辞書などのコンテンツもプリインストールする。

 そのほかの主な仕様は、CPUにAtom Z3795(1.59GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、ストレージ64GBを搭載。インターフェイスやセンサー類は、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0、前面約200万画素/背面約800万画素カメラ、microSDカードスロット、USB 3.0、USB 2.0、Micro HDMI出力、音声入出力、NFC、GPS、加速度センサー、地磁気センサー、照度センサー、ジャイロセンサー、指紋センサーなどを備える。

 バッテリは38Whで、タブレット単体での駆動時間はJEITA 2.0測定法で約11時間、JEITA 1.0測定法で約17時間。キーボード接続時の駆動時間はJEITA 2.0測定法で約10時間、JEITA 1.0測定法で約13時間。

 本体サイズは、タブレット単体で265.5×188.8×10.2mm(幅×奥行き×高さ)、キーボード装着時で265.5×223.8×17.6~18.2mm(同)。重量はタブレット単体で約680g、キーボード接続時で約1.38kg。

 直販サイトのWEB MARTでは、「WQ1/S」の型番で販売され、非光沢液晶や、SSD 128GB、キーボードなし構成などのカスタムメイドに対応する。

(多和田 新也)