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レノボ、ThinkPadシリーズをNEC米沢工場で生産開始

~LenovoとNECの合弁も2026年まで契約を延長

「新しいThinkPad X1 Carbon」

 レノボ・ジャパン株式会社は8日、同社の法人向けノートPC「ThinkPad」シリーズの生産を、NEC米沢事業場(米沢工場)で開始することを発表した。

 両社は2011年6月より合弁会社であるNEC レノボ・ジャパングループを設立。2012年7月には、米沢工場でのThinkPadシリーズ試験生産を開始。2013年6月には持株会社であるLenovo NEC Holdings B.V.の会長であるロードリック・ラピン氏が両社の社長を兼任し、より緊密な協業体制を築きつつあった。

 今回の発表によれば、レノボ・ジャパンの直販サイトで販売されるThinkPad X1 Carbon、ThinkPad Tシリーズなどのカスタマイズモデルの生産を2014年度第4四半期(2015年1月~3月)より開始するという。“米沢生産モデル”の受注開始時期や注文方法などは追って発表するとしている。

 また、香港時間の7日には、LenovoとNECが合弁期間を2026年6月30日まで延長する契約を締結したことが発表されている。

 2011年6月にLenovo 51%、NEC 49%の出資比率で設立されたNEC レノボ・ジャパングループだが、その契約は2016年6月までの5年間となっていた。今回、2018年までの2年間の期間延長と、その契約が2026年6月まで自動的に更新される契約が締結された。

(多和田 新也)