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AMD、249ドルのミドルハイGPU「Radeon R9 285」を発表
~True Audio対応の新設計、ティアリングをなくす「FreeSync」技術搭載
(2014/8/24 00:06)
米AMDは23日(現地時間)、グラフィックスとゲームの30周年を記念したイベントを開催し、インターネット経由で生中継した。この中で、ミドルハイに位置するGPU「Radeon R9 285」を発表した。
主な仕様は、SP数は1,792基、コアクロックは最大918MHz、メモリはGDDR5で、容量は2GB、バス幅は256bit、クロックは5.5GHzとなっている。6ピンのPCI Express用補助電源コネクタを2基装備。TDPは190W。
型番はRadeon R9 280より5大きいが、性能はやや劣ることになりそうだ(Radeon R9 280はSP数1,792基、コアクロックが933MHz、メモリバス幅が348bit、メモリクロックが5GHz)。ただし、Radeon R9 280にはなかったTrue Audioをサポートするほか、液晶のリフレッシュレートと描画を同期させることでティアリング(画像のズレ)をなくす「FreeSync」機能を新たにサポートする。
性能はGeForce GTX 760より高速としており、一例としてFPSゲーム「バトルフィールド4」では約15%高速としている。
同イベントの後半で本製品に関する言及があり、価格は249ドルと発表された。9月2日(同)に、パートナーベンダー各社から発売される。
そのほか、製造プロセスは28nm、テクスチャユニットは112基、ROPは32基、メモリは2GBまたは4GBのGDDR5となる。一般的な利用における消費電力は190W。DirectX 12をサポートする。
【8月24日1:00更新】価格や発売日などが発表されたので追記しました。