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富士通、Haswell RefreshやWindows 8.1 Updateに強化した2014年夏モデル
(2014/5/14 10:00)
富士通株式会社は、液晶一体型PC「ESPRIMO FH」シリーズおよび、15.6型ノートPC「LIFEBOOK AH」シリーズの2014年夏モデルを5月23日より発売する。価格はオープンプライス。
今季のラインナップは、女性向けの「Floral Kiss」を一新したほか、ESPRIMO FHシリーズ、LIFEBOOK AHシリーズをアップデート。CPU強化(Haswell Refresh)、無線LANのIEEE 802.11ac対応などを行なった。OSはWindows 8.1 Update 64bitを搭載し、Office Home and Business 2013をプリインストールする。
エントリーの液晶一体型「ESPRIMO WH」、大人世代向けノート「GRANNOTE」、13.3型ノート「LIFEBOOK SH」、14型Ultrabook「LIFEBOOK UH」、コンバーチブル13.3型Ultrabook「LIFEBOOK TH」、着脱式12.5型2-in-1と10.1型タブレット「LIFEBOOK QH」は継続する。
オリジナルアプリ「My Cloud」をアップデート。従来、写真や動画など閲覧するファイルに対してそれぞれ別アプリが起動していたが、今回これを「My Cloud プレイ」に統合。1つのインターフェイスから見たいものにアクセスできるようになった。写真の分類はこれまでの自動人物整理や日付整理のほか、タグ機能の追加で検索性を向上。録画番組の扱いは、対応機器へのストリーミング再生に加えて、転送して持ち出し可能になった。
ESPRIMO FH
ESPRIMO FHシリーズは、23型の「FH78/RD」と21.5型の「FH52/R」を発売。店頭予想価格は順に26万円強、17万円前後の見込み。
FH78/RDは、CPU強化、IEEE 802.11ac対応のほか、Webカメラを使った「視線アシスト」に新機能を追加。ホイールをクリックすると見ている場所を拡大する機能を追加した。また、放送と通信の連携サービス「HybridCast」にアップデートで対応予定。
主な仕様は、Core i7-4710MQ(2.50GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、HDD 3TB、Intel HM86 Expressチップセット、BDXLドライブ、3波TVチューナ(ダブル長時間録画対応)、1,920×1,080ドット(フルHD)/タッチ対応23型IPS液晶を搭載。
インターフェイスはUSB 3.0×4、USB 2.0×2(1つは電源オフ充電対応)、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n/ac無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、HDMI入力、SDカードスロット、約92万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。
本体サイズは571×201×431mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約10.8kg。
FH52/Rは、無線LANがIEEE 802.11acに対応。そのほかは従来と同等で、Celeron 1005M(1.90GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 1TB、Intel HM76 Expressチップセット、DVDスーパーマルチドライブ、フルHD対応21.5型IPS液晶を搭載する。
カスタマイズ可能な直販モデルは23型「WF2/R」、21.5型「WF1/R」を用意。WF2/Rはメモリ16GBやTVチューナ無しを選択可能。WF1/RはCore i3/i5や、メモリ/HDD増量、ネットワークTVチューナ、本体色ブラックを選択できる。
LIFEBOOK AH
LIFEBOOK AHシリーズは、「AH77/R」(3色)、「AH53/R」(3色)、「AH42/R」(2色)をアップデート。「AH56/M」は継続する。
上位機のAH77/Rは、CPU強化、IEEE 802.11ac対応が強化点。主な仕様は、Core i7-4712HQ(2.30GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、HDD 1TB、Intel HM86 Expressチップセット、BDXLドライブ、フルHD/タッチ対応15.6型液晶を搭載し、店頭予想価格は23万円前後の見込み。
インターフェイスはUSB 3.0×4(1つは電源オフ充電対応)、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n/ac無線LAN(Intel WiDi対応)、Bluetooth 4.0+HS、HDMI出力、SDカードスロット、NFC、約92万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。
バッテリ駆動時間は、JEITA 2.0が約5.7時間、JEITA 1.0が約7.7時間。本体サイズは377.2×256.6×16~23.8mm(同)、重量は約2.5kg。
メインストリーム向けのAH53/Rは、IEEE 802.11acに対応し、レーザーマウスが標準添付になった。そのほかは従来と同等で、Core i7-4702MQ(2.20GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB、HDD750GB、Intel HM86 Expressチップセット、BDXLドライブ、1,366×768ドット対応15.6型液晶を搭載し、店頭予想価格は19万円強の見込み。
エントリーモデルのAH42/Rは、IEEE 802.11ac対応、レーザーマウス添付のほか、本体色にブラックが追加された。そのほかは従来と同等で、Pentium 3558U(1.70GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 750GB、DVDスーパーマルチドライブ、1,366×768ドット対応15.6型液晶を搭載し、店頭予想価格は14万円強の見込み。
直販モデルはフルHD液晶の上位モデル「WA2/R」、HD液晶の下位モデル「WA1/R」の2種類。WA2/Rは、Windows 8.1 Update Pro 64bit、メモリ8GB、ハイブリッドHDD 1TBなどのメニューを用意。WA1/RはCeleron、Core i3/i5などから選択できる。
今季から直販限定の新サービスを追加。通常1年間無料の電話サポートが付属するが、2~3年間に延長する「FMV延長電話サポート」が加わり、リカバリディスク作成を代行するサービスを開始する。電話問い合わせを有償にすることで、初期コストを抑える「ミニマムサポート」も継続する。