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Crucial、低容量モデルの性能が向上したSSD「M550」
~ベンチ結果ではIntel SSD 730を上回る性能
(2014/3/19 12:36)
マイクロンジャパン株式会社は、低容量モデルの性能が向上したSSD「Crucial M550」シリーズを3月下旬より順次発売する。
税別での店頭予想価格は、128GBモデルが11,000円前後、256GBモデルが19,000円前後、512GBモデルが37,000円前後、1TBモデルが58,000円前後の見込み。発売日は2.5インチモデルが3月下旬、mSATAおよびM.2 Type2280が4月以降。
M500の高速モデルで、店頭で併売される。特に低容量モデルの性能が向上し、M500と比較して、シーケンシャルライト速度は128GBモデルで約2.7倍、256GBで約2倍。4Kランダムライトも128GBモデルで約2.1倍、256GBモデルで約1.3倍になっているという。
最大シーケンシャルリード速度は全モデル550MB/sec。フォームファクタは128GB~512GBモデルが2.5インチ、mSATA、M.2 Type2280、1TBが2.5インチのみ。フラッシュはMicronの20nmプロセスMLC品。AES 256bit暗号化をサポートする。
機能としては、Native Write Acceleration、RAIN(Redundant Array of Independent NAND)テクノロジー、多段階のデータ整合性アルゴリズム、過熱保護機能、パワーロスプロテクション、データパスの保護、TRIMサポート、アクティブガベージコレクション、誤り訂正符号(ECC)、S.M.A.R.Tなどをサポートする。
総書き込み容量は72TB(40GB/日で5年間相当)。平均故障間隔は120万時間。
容量 | 128GB | 256GB | 512GB | 1TB |
---|---|---|---|---|
シーケンシャルリード | 550MB/sec | |||
シーケンシャルライト | 350MB/sec | 500MB/sec | ||
ランダムリード | 90,000IOPS | 95,000IOPS | ||
ランダムライト | 75,000IOPS | 80,000IOPS | 85,000IOPS | |
フォームファクタ | 2.5インチ、mSATA、M2 Type2280 | 2.5インチ |
今回、512GBモデルを試用する機会を得たので、簡単なベンチマーク結果を掲載する。テスト環境はCPUがCore i7-4770K(3.5GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ8GB(DDR3-1600×2)、マザーボードがASRock「Z87 OC Formula」、OSがWindows 7 Ultimate(64bit)。比較用として「Intel SSD 730」の結果も載せてある。
「CrystalDiskMark」と「ATTO Disk Benchmark」のいずれも、Intel 730とほぼ並ぶか、それを上回る結果を示した。特にATTOのライトは圧巻で、ブロックサイズが512KB以降はすべて511MB/secという数字で、非常に安定していることが伺える。リードも最大563MB/secを記録しているところもある。
また、Intel SSD 730と比較して2KB以下のブロックサイズも速度が出ていることが分かる。Intel SSD 730はある程度寿命を考慮しているのか性能は出ないが、M550は完全に性能に振ったチューニングと言っていいだろう。