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Lenovo、2013~2014年第3四半期売上高は過去最高の100億ドル超え

2月13日(香港時間)発表

 Lenovo Groupは13日(香港時間)、2013~2014年第3四半期(10月~12月)の決算を発表した。これによると、売上高は前年同期比15%増の108億ドルで、初めて100億ドルの大台を超えた。税引き前利益も同30%増で過去最高の3億2,100万ドル、営業利益は同37%増の3億3,400万ドル、1株当たり利益は2.56セントと好調な結果だった。

 同社は2013年度に入って3四半期連続でPCシェア世界1位を堅持。第3四半期は1,530万台のPCを出荷するとともに、世界シェアを18.5%へと2.4%引き上げた。一方、PCを補完する「PC Plus」と位置付けられるスマートフォンおよびタブレット、スマートTVなども好調で、出荷台数は1,730万台とすでにPCを超えており、売上高に占める割合は前年同期の11%から16%に増えている。スマートフォンの世界シェアは4.8%で4位。

 製品別に見ると、市場全体は6.3%のマイナス成長となる中、ノートPCは11%増の54億ドル、デスクトップは市場全体の3%減に対して、12%増の32億ドル、PC Plusは73%増の17億ドルだった。

 売り上げの地域構成は、中国が37%で40億ドル、アジア太平洋が15%で16億ドル、EMEAが27%で29億ドル、南北アメリカが21%で23億ドル。

 第4四半期に同社は、IBMのサーバー事業と、GoogleからMotorola事業を買収しており、これらを加えると、サーバー、スマートフォンとも世界シェアは3位に躍り出る。

(若杉 紀彦)