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Lenovo、2015年度第1四半期は大きく減益

~PC世界シェア1位は9期連続で維持

 Lenovoは13日(香港時間)、2015年第1四半期(4~6月)の決算を発表した。

 第1四半期の売上高は前年同期比3%増の107億ドルだが、税引き前利益は同80%減で5,200万ドル、純利益は同51%減で1億5千万ドル、営業利益は同67%減の9,600万ドル、1株あたりの利益は0.95セントとなった。

 Lenovoの見解では、PCやタブレットの売り上げ低迷に加え、スマートフォン市場の成長鈍化や競争激化のあおりを受けたことが、厳しい結果に繋がったとしている。

 ただ、Lenovoは9四半期連続でPCシェア世界1位を堅持。今回の決算発表では同シェアが20.6%に到達したとしている。また、各地でのシェア伸長もあり、アメリカではシェア3位(13%)の位置に付けている。なお、PCの今期出荷台数は1,350万台で前年同期比7.1%減となった。

 モバイル事業だけを見ると、第1四半期の売上高は21億ドルで前年同期比33%増となり、これには買収したMotorolaの売上高も含まれている。スマートフォンの今期出荷台数は同2.3%増の1,620万台。タブレットは同3.8%増の250万台となった。

(中村 真司)