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カシオ、黒/赤トナーを利用する2色カラーレーザープリンタ

~フルカラー印刷へのアップグレードも可能

SPEEDIA GE5000-BR
2013年1月 発売

価格:186,900円

 カシオ計算機株式会社は、黒と赤の2色のトナーを利用するA3対応ページプリンタ「SPEEDIA GE5000-BR」を2013年1月に発売する。価格は186,900円。

 通常の黒色トナーに加え、新開発の赤色トナーを用いて2色カラー印刷を行なうカラーレーザープリンタ。印影、マーカーなどが記載された書類や店頭用POPなどの印刷に向く。A4用紙1枚あたり約5.4円のランニングコストや、2色のトナー/ドラムのみで済むことによる消耗品在庫の削減などをメリットとして挙げている。

 4色カラープリンタでもドライバ/ファームウェアで2色印刷を行なう製品があるが、ハードウェアレベルで2色印刷に特化した一般向け製品は珍しい。本製品は、フルカラーのデータを黒/赤に変換して印刷することもできる。また、プリンタの用途が変更になった場合には、有償でフルカラー印刷対応への仕様変更も可能。

 ベースとなっている製品は発売済みの「GE5000」。最高32ppmの印刷速度や、文字/グラフィックスなどの印刷対象に応じてトナーセーブ量を個別設定できる「トナーセーブモード」、印刷支援ツール「簡単エコ印刷ナビ」、認証印刷を可能するICカードリーダ/HDDのオプション対応などの機能はGE5000と同様。

 対応用紙は片面印刷時が64~297×148~1,200mm(幅×長さ)、両面印刷時が210~297×148~432mm(同)。標準カセットでは210~297×148~432mm(同)のフリー用紙/A3縦/B4縦/A4横/A4縦/B5横/A5横に対応。このほかの封筒、B6ハーフ、長尺紙などの印刷はマルチペーパーフィーダから行なう。標準構成はマルチペーパーフィーダー1カ所とカセット2個となり、オプションでマルチペーパーフィーダー、カセット3個を追加できる。

 印字速度はA4横/片面/普通紙モードで32ppm、A4横/片面/厚紙モードで22ppm、両面印刷で13.9ppm。ファーストプリントはモノクロ印刷で約8秒、2色カラー印刷で約10秒。

 そのほかの主な仕様は、解像度が600dpi、内蔵フォントが平成明朝体/平成角ゴシック/欧米フォント14書体/ANK/OCR-B、消費電力が最大1,200W以下/スリープ時約0.7W。インターフェイスはUSB 2.0およびEthernet。

 本体サイズは622×539×397mm(幅×奥行き×高さ、本体のみ)。重量は約50kg。対応OSはWindows 2000/XP/Vista/7/8/Server 2003/Server 2008。

(多和田 新也)