米NVIDIAは9日(現地時間)、「GeForce GTX 650 Ti」を発表した。国内でも即日出荷開始され、メーカー希望小売価格は14,800円。
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主な仕様は、SP数が768基、クロックが925MHzでブーストには非対応、テクスチャユニット数が64基、ROPユニット数が16基。メモリは128bit接続のGDDR5 1GBで、メモリクロックは5,400MHz。
アーキテクチャはKeplerで、プロセスルールは28nm。トランジスタ数は25億4千万と、GeForce GTX 650(13億)より多く、GeForce GTX 660(SP数960基)と同じであることから、GeForce GTX 660の派生品と推測される。TDPは110W(GTX 660は140W)、電源コネクタは6ピン×1。カード厚は2スロットで、ディスプレイインターフェイスはデュアルリンクDVI×2、Mini HDMI。
位置づけとしては、2008年のGeForce 9600 GT、2011年のGeForce GTX 550 Tiからの置き換えで、GeForce GTX 650 Tiはそれぞれに対して、約4.6倍、約1.4倍程度の性能向上が得られるという。競合のRadeon HD 7770に対しては、おおむね2割程度高性能としている。
GeForce 9600 GT、GTX 550 Tiとの性能比較 | GTX 550 Tiとの性能比較 | Radeon HD 7770との性能比較 |
(2012年 10月 9日)
[Reported by 若杉 紀彦]