2012Q1の国内PC出荷は前年比10.2%増、IDC調べ

5月21日 発表



 IDC Japan株式会社は21日、2012年第1四半期(1月~3月期)の国内PC出荷実績を発表した。これによると、個人向けが204万台、ビジネス向けが231万台で、435万台、前年同期比10.2%増となった。

 この四半期は、タイ洪水によるHDD供給不足が懸念されたが、極めて限定的で、個人/ビジネス市場ともにプラス成長となった。個人向けは春商戦が好調に推移し、ビジネス向けは大企業だけで無く、中小企業でも堅調に買い換えが進んだという。

 ベンダー別では、NECレノボ・ジャパングループが100万台を超え、シェア25.2%で首位。個人/ビジネス市場ともに前年同期比2桁のプラス成長を達成したという。

 2位は富士通でシェア16.9%。個人向けはふるわなかったがビジネス向けが健闘し、プラス成長。3位は東芝でシェア13.6%、個人/ビジネス市場ともに2桁のプラス成長。4位はデルを抜いた日本ヒューレット・パッカードで、シェア10.2%。上位5社では最も高い成長率を達成した。5位のデルはシェア8.3%で、上位では唯一のマイナス成長となった。

 今回の統計はクライアントPCのみで、サーバーなどは含まれていない。

2012Q1 国内クライアントPC出荷台数 トップ5ベンダー (出典:IDC Japan)

(2012年 5月 21日)

[Reported by 山田 幸治]