2011年国内クライアントPCは2年連続の1,500万台超え、IDC調べ

2月16日 発表



 IDC Japan株式会社は2月16日、2011年国内クライアントPCの出荷実績を発表した。

 これによれば、出荷台数は前年比3.6%減の1,525万台で、2年連続の1,500万台超えとなった。うち家庭向けが772万台、ビジネス向けが754万台。家庭市場は上位機種に値頃感が出たことで市場が刺激され、前年比4.1%増、ビジネス市場は東日本大震災や欧米経済の先行き不透明感などにより10.4%減となった。

 ベンダー別シェアでは、富士通が18.1%で1位、NECレノボグループが12.9%で2位、東芝が12.5%で3位、デルが9.4%で4位、日本HPが9.3%で5位、NECが9.1%で6位、ソニーが6.8%で7位、アップルが4.9%で8位、日本エイサーが4.2%で9位、レノボが3.2%で10位だった。

 IDC Japanの集計は、MM総研とは異なり、2011年7月まではNECとレノボに分けて、7月以降はNECレノボ・ジャパングループとして算出しているため、順位に入れ違いがあるが、合算するとNECとレノボが1位となる。また、IDC JapanとMM総研ではデルと日本HPの順位に入れ違いがあり(MM総研ではデルが9.3%で5位、HPが9.4%で4位)、IDC Japanの結果では出荷台数に8,000台の差がある。

2011年ベンダー別シェア(出典:IDC Japan)

(2012年 2月 16日)

[Reported by 劉 尭]