各社からRadeon HD 7950搭載ビデオカードが発売
~ほぼオーバークロック仕様、GIGABYTEは3連ファン

Sapphire HD7950 3G GDDR5 PCI-E HDMI/DVI-I/DUAL MINI DP OC VERSION

1月31日より順次発売

価格:オープンプライス



 米AMDが新GPU「Radeon HD 7950」を発表し、各社から搭載ビデオカードが発売になった。

 Radeon HD 7950は、すでに発売中のRadeon HD 7970の下位にあたる製品で、Graphics Core Nextアーキテクチャの1,792SPを搭載。コアクロックは800MHz以上とされている。メモリは5GHzのGDDR5 3GBを搭載。詳細は関連記事を参照されたい。

 発売される製品は、ほとんどがオーバークロック仕様となっている。インターフェイスはいずれもDVI-I、HDMI、MiniDisplayPort×2を備える。

●Sapphire

 Sapphire Technologyは、アスクが2製品を1月31日に発売。実売価格は5万円台前半。

HD7950 3G GDDR5 PCI-E HDMI/DVI-I/DUAL MINI DP

 「HD7950 3G GDDR5 PCI-E HDMI/DVI-I/DUAL MINI DP」は、コアクロック810MHzのスタンダードモデル。本体サイズは275×100×42mm(幅×奥行き×高さ)。

 「HD7950 3G GDDR5 PCI-E HDMI/DVI-I/DUAL MINI DP OC VERSION」は、オーバークロック仕様モデル。90mmファンを2基搭載し、コアクロックは900MHzに高められている。BIOS切り替えスイッチを備え、クロックの限界値をさらに高められるという。本体サイズは275×115×42mm(同)。

●MSI
R7950-2PMD3GD5 OC

 MSIは、アスクが1製品「R7950-2PMD3GD5 OC」を2月上旬に発売。店頭予想価格は52,800円前後の見込み。

 コアクロックは830MHz。本体サイズは270×110×38mm(同)。

●GIGABYTE
GV-R795WF3-3GD

 GIGABYTEは、CFD販売が「GV-R795WF3-3GD」を1月31日に発売。実売価格は5万円前後。

 冷却には「Triangle Cool テクノロジー」を採用した三角構造のヒートシンクと3つのファン、RAM用ヒートシンク、3本の銅製ヒートパイプを用いた新型「Wind Force」を搭載。コアクロックは900MHz。

●PowerColor
AX7950 3GBD5-2DHPP

 TULのPowerColorブランドは、CFD販売が「AX7950 3GBD5-2DHPP」を1月31日に発売。実売価格は48,000円~53,000円前後。

 コアクロックは880MHz。冷却はヒートパイプと2つのファンを搭載する。

●玄人志向
RH7950-E3GHD

 玄人志向は「RH7950-E3GHD」を1月31日に発売。実売価格は45,000円~50,000円前後。

 本製品のコアクロックは定格の800MHzで、ほぼリファレンス通りとなっている。

(2012年 1月 31日)

[Reported by 山田 幸治]