ASUSTeK、Killer E2100カードが付属したAM3+ゲーミングマザー

Crosshair V Formula/ThunderBolt

10月21日 発売
価格:オープンプライス



付属のThunderBoltカード

 ASUSTeK Computerは、Killer E2100とサウンド機能を搭載したカードが付属したAMD 990FX採用ゲーミングマザー「Crosshair V Formula/ThunderBolt」を21日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は35,000円前後の見込み。

 6月に発売したCrosshair V Formulaに、BIGFOOT NETWORKS製ネットワークコントローラ「Killer E2100」、およびUSBのオーディオデバイスの2つの機能を搭載した、独自の「ThunderBolt」カードを添付したモデル。接続インターフェイスはPCI Express x1。

 Killer E2100はネットワーク処理の多くをオフロードし、CPU負荷を軽減する機能や、ゲーム以外のプログラムのネットワーク通信を遮断する機能を持つ。サウンド機能はASUSTeK製サウンドカード「Xonar」技術を応用。コントローラはC-Media Electronicsの「CM6631」、ヘッドフォンアンプとしてTexas Instrumentsの「TPA6120A2」を搭載した。

 なお、ディスクリートカードが付属しているにもかかわらず、ネットワークとサウンド機能はオンボードでも提供しており、それぞれ「Intel 82583V」、「SupremeFX X-Fi 2」となっている。

 デジタル電源回路「DIGI+ VRM(Extreme Engine Digi+)」を採用し、スペクトラム拡散方式を採用することでノイズを抑え、高クロック動作時の安定性を高めた。また、最少フェーズから最大フェーズまで1フェーズ単位でシームレスに制御でき、電力効率を向上させたという。直接CPUにクロック変更の指示を出すオーバークロック用チップ「TPU」を備える。

 このほか、テスターで電圧が測れる端子「ProbeIt」、ビデオカードの電力を補強する「Double Power Supply」、USB経由でほかのPCから温度監視やオーバークロックができる「ROG Connect」機能などを備える。

 ソケットはAM3+で、対応CPUはAMD FX、Phenom II、Athlon II、Sempron 100。メモリはDDR3 DIMMで、スロットは4基、最大32GBをサポートする。搭載チップセットはAMD 990FX+SB950。

 拡張スロットは、PCI Express x16(2.0)×4、同x1×1、PCI×1で、4GPUまでのNVIDIA SLIおよびCrossFire Xをサポート。ストレージインターフェイスはSATA 6Gbps×7、eSATA 6Gbps×1。インターフェイスは、USB 3.0×6、USB 2.0×12、Gigabit Ethernet、S/PDIF出力、音声入出力などを備える。

(2011年 10月 19日)

[Reported by 劉 尭]