5月31日(米国時間) 発表
世界のスーパーコンピュータの性能ランキング「TOP500」が、5月31日(米国時間) 更新された。
今回は、Crayの6コアOpteron搭載機「Jaguar」が首位を維持。同機はオークリッジ国立研究所に設立されている。Linpackによるベンチマーク性能は1.759PFLOPS(ペタフロップス)。ピーク性能は2.331PFLOPSに達する。
2位は、中国の深センにある国立スーパーコンピュータセンターに設置される「Nebulae」システム。IntelのCPU「Xeon X5650」をベースに、NVIDIAのGPU「Tesla C2050」を組み合わせた。Linpack性能は1.271PFLOPSだが、GPUアクセラレーションにより、ピーク性能は2.984PFLOPSと Jaguarを抜く。
3位はIBMのRoadrunnerで、Linpack性能は1.04PFLOPSと、前回から変わっていない。
日本最速のスパコンは、日本原子力研究開発機構の「BX900」で、22位にランクインしている。Xeon X5570ベースで、Linpack性能は191.4TFLOPS、ピーク性能は約200.08TFLOPSとなっている。
(2010年 6月 1日)
[Reported by 劉 尭]