11月16日(米国時間)発表
世界のスーパーコンピュータの性能上位500を集計する「TOP500」の34回目のランキングが米国時間の16日に更新された。今回はRoadrunnerを破り、Jaguarが1位に輝いた。
直近2期の結果では、IBMのPowerXCell 8iを主体としたIBMの「Roadrunner」が1位だったが、これまで2位だったCrayの「Jaguar」がこれを破った。
Jaguarの最大性能は1.75PFLOPS。6コアのOpteron 2.6GHzを採用し、コア数は224,162基。オークリッジ国立研究所に設置されている。Roadrunnerは、システムの再パーティショニングを行なったため、最大性能は前回の1.105PFLOPSから、1.04PFLOPSに落ちている。
3位もCrayのシステムで、1位から3位までが米国のシステムで占められた。4位は、ドイツForschungszentrum Juelichのシステム(開発IBM)で、831.7TFLOPS。5位には初めて中国製の「天河一号」が563.1TFLOPSの性能でランクインした。天河一号はXeonと同数のRadeon HD 4870を搭載し、上位5位の中でGPUによる演算も行なう唯一のシステム。
TOP500の内で、Intel CPU搭載システムは402、AMD CPU搭載システムは42、Power搭載システムは52だった。
(2009年 11月 16日)
[Reported by 若杉 紀彦]









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