エプソン、スリムPC「Endeavor AT」など11万5千台をリコール
~電源ユニットに発煙/発火の可能性

Endeavor AT930C

4月13日 発表



 エプソンは13日、2001年12月から2004年1月に販売したデスクトップPCの電源ユニットに発煙/発火の可能性があると発表。該当製品のリコールを無償で実施する。

 該当機種は、「EPSON Office」シリーズの「Type-SZ」、「Type-BA」、「Type-BD」および、「Endeavor AT」シリーズの「AT-900C」、「AT920C」、「AT930C」の6機種。台数は115,326台。

 この不具合は、電源ユニット内のコネクタのはんだ付け部分に、熱ストレスによりはんだクラックが生じ、ごく稀にトラッキング現象(絶縁劣化による導電路の発生)が起こる場合があるという。その場合、本体背面の排気口付近から発煙や発火を引き起こすことがある。エプソンでは、該当機種は使用を中止し、電源プラグを抜くよう呼びかけている。

 該当の製品について、対策を施した電源ユニットに交換する。申し込みは専用サポートページ、フリーダイヤル(電話/FAX)で受け付ける。

(2010年 4月 13日)

[Reported by 山田 幸治]