シャープは、Linuxベースの5型MID「NetWalker」に7つの辞書を搭載した「PC-Z1J」シリーズを追加し、12月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5万円前後の見込み。

　NetWalkerは、A6サイズで約409gの筐体に、LinuxをOSとして搭載したMID。シャープは、これに7つ辞書コンテンツを追加する。「広辞苑 第六版」や「新英和中辞典」などがmicroSDカードに収録され、これを本体のカードリーダに入れて利用する。辞書コンテンツでは、見出し語検索に加え、全文検索も可能。

　同社は、収録した辞書と、即時性や専門性に優れたWeb辞書を活用することで、新たな電子辞書スタイルを提案するという。また、12月下旬に、販売サイト「NetWalkerライブラリー」を開設し、同時提供予定のビュワーで、電子ブックリーダーとしての機能を充実させる。

　ハードウェア面の仕様は既存のモデルと同一で、CPUはFreescale i.MX515(ARM Cortex-A8アーキテクチャ、800MHz)、メモリは512MB(固定)、ストレージは4GBフラッシュメモリ(ユーザーエリア約2GB)。液晶は1,024×600ドット表示対応の5型タッチパネル。

　本体サイズは161.4×108.7×19.7～24.8mm(幅×奥行き×高さ)。本体色はホワイト/ブラック/レッドの3色。

　また、既存のユーザー向けに、同じ辞書を収録したmicroSDカードを販売予定。発売日は未定で、店頭予想価格は1万円前後の見込み。