ソニー、第2四半期は329億円の赤字
~VAIO不調も一因


 ソニーは30日、2009年度第2四半期(7月~9月)の決算を発表した。連結決算の売上高は1兆6,612億円、営業損失が326億円の赤字となった。

 なお、決算は赤字となっているが、当初の想定を上回ったため、通期の見通しは上方修正された。現時点での通期見通しは、売上高7兆3,000億円、営業損失600億円の赤字とされている。

 PCおよびゲーム機などが含まれるネットワークプロダクツ&サービス事業(NPS)は、売上高3,526億円、588億円の赤字となった。


 赤字の主要因は、VAIOおよびゲーム事業の減収とされている。VAIOの減収要因は、単価下落、売上げ台数の減少、および円高の影響とされている。

 VAIOの出荷台数については、第1四半期が110万台、第2四半期が140万台で、前年の120万台、160万台を下回った。しかし、通期では前年の580万台に対し、620万台の出荷想定を維持しており、後半に大幅な回復を予想している。

(2009年 10月 30日)

[Reported by 伊達 浩二]