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ファーウェイ、カロリー管理もできるスマートウォッチ「WATCH FIT 3」

HUAWEI WATCH FIT 3

 華為技術日本株式会社(ファーウェイ・ジャパン)は、従来モデルから大画面化やカロリー管理機能の強化などを図ったスマートウォッチ「HUAWEI WATCH FIT 3」を22日より発売する。実売予想価格は2万3,980円から。

 HUAWEI WATCH FIT 3では、ディスプレイを従来モデルの約1.74型から約1.82型へと大型化。独自のHUAWEI Hybrid OLED技術により、大画面化と狭ベゼル化を図りつつ、本体の厚さを約9.9mmに抑えた。最大約1,500cd/平方mの高輝度で屋内での視認性も確保している。一体型アルミニウム合金ボディによる約26gの軽量設計で、新たにクラウンを搭載したことで操作性も向上した。

従来モデルから画面サイズを拡大
クラウンを搭載し操作性を向上

 専用アプリのHUAWEI Healthとの連携により、さまざまな健康管理機能が利用可能。カロリー管理機能では、活動時だけでなく安静時も継続して消費カロリーを計測するとともに、食品やメニューを記録すると自動的に摂取カロリーを算出。消費と摂取のバランスを確認したり、目標管理や調整が行なえる。さらに、栄養成分表示機能も備えている。10万以上の食品やメニューに対応しており、今後も拡充していくという。

 また、独自アルゴリズムのHUAWEI TruSleep 4.0による高精度な睡眠モニタリングも可能。ハイエンドモデルのみに搭載されていた睡眠中呼吸乱れ検知機能のほか、アプリからヒーリングミュージックや環境音を流せる機能も加わった。心拍数、血中酸素、ストレスのモニタリング、生理周期管理といった機能も備える。

 フィットネス機能では、100種類以上のワークアウトに対応し、一部はより詳細かつ豊富なデータを取得できるプロワークアウトモードをサポート。また、専用アプリ上から160種類以上のフィットネスプログラムに無料でアクセスできる。活動記録を確認できる活動リングについてもアルゴリズムを刷新。リングで条件をクリアすると、公式オンラインショップで使えるポイントがもらえる制度も導入する予定だという。

消費カロリーと摂取カロリーを管理可能
食べたものの栄養成分表示もできる
睡眠中呼吸乱れ検知機能が新たに追加
TruSenn 5.5による心拍数などのモニタリングにも対応
活動リングはアルゴリズムを刷新。ポイント制度も導入予定

 そのほか、通知や天気、アラーム、Bluetooth通話などといった便利機能を搭載。UIも直感的で見やすいものとした。バッテリはヘビーユースで約7日間、通常使用で約10日間となっている。

 主な仕様は、ディスプレイが1.82型480×408ドットで60Hz表示対応のAMOLED、測位方式がGPS/GLONASS/Galileo/Beidou/QZSS、センサーが加速度/ジャイロ/地磁気/光学式心拍、無線機能がBluetooth 5.2。5ATMの防水にも対応する。OSはAndroid 8.0以降、iOS 13.0以降をサポート。

 本体サイズは約36.3×43.2×9.9mm、重量は約26g。

 なお、バリエーションは、フルオロエラストマーベルトがブラック、ピンク、ホワイトの3色、ナイロンベルトがグレーの1色、EC限定となるレザーベルトがホワイトの1色。実売予想価格はフルオロエラストマーベルトの3種類がともに2万3,980円前後、ナイロンベルトとレザーベルトがどちらも2万5,080円前後の見込み。

ホワイト(レザーベルト)
回転や押し込みで操作できるクラウンが搭載された
左側にボタン類はない
センサー部
ピンク
ホワイト(フルオロエラストマーベルト)
ブラック
グレー(ナイロンベルト)

ゴルフ機能追加の「HUAWEI WATCH GT 4」に新色。新型ノイキャンイヤフォンなども

HUAWEI WATCH GT 4(41mmモデル/グリーン)

 同社ではあわせて、ハイエンドスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 4」から新色のグリーンを追加。41mmモデルに加わるもので、発売は22日、実売予想価格は3万4,980前後の見込み。

 HUAWEI WATCH GT 4は、2023年10月に発売されたハイエンドスマートウォッチ。46mmと41mmの2モデルを用意しているが、新色のグリーンは41mmモデルのみで用意される。

 2024年3月にはアップデートで新機能となる「ゴルフ機能」に対応。国内2,200以上のゴルフ場のマップをスマートウォッチ上で表示したり、GPSを使って任意の地点までの距離を図ったりできるゴルフマップ機能、スコアカードの記録機能、ストローク数や平均パッド数、フェアウェイキープ率などが確認できる統計機能のほか、スイングスピードなどを可視化できるゴルフ練習モード機能も利用できる。

GPSを使った距離測定やスコアカード機能などが利用可能に
アプリを使ってより細かなデータ分析も

 さらに、同社がゴルフ機能で協業している株式会社テクノクラフトから、HUAWEI WATCH 4 Proをベースとしたゴルフ用スマートウォッチとなる「HUAWEI WATCH 4 Pro TECRA Model」も7月上旬に発売される。テクノクラフトの提供するAi CADDYとの連携機能などを備える。

 3年間のeSIM通信料が含まれ、限定2,000台での販売となり、価格は9万9,800円。

HUAWEI WATCH 4 Pro TECRA Model
高精度GPSやテクノクラフトのAi CADDYを活用したゴルフ用機能も

 そのほか、従来モデルからノイズ除去性能やドライバの駆動力が向上した新型アクティブノイズキャンセリング対応ワイヤレスイヤフォン「HUAWEI FreeBuds 6i」、イヤーカフのように装着するオープン型ワイヤレスイヤフォン「HUAWEI FreeClip」の新色ベージュも発表された。発売時期および実売予想価格は、前者が6月18日/1万4,800円前後、後者が販売中/2万7,800円前後。

HUAWEI FreeBuds 6i(ホワイト)
HUAWEI FreeClip(ベージュ)

 同日開催された製品発表会では、ファーウェイ デバイス 日本・プロダクトスペシャリストの橋野翼氏、大城浩輝氏、日本・韓国リージョン プレジデントの賀磊(ハ・レイ)氏が登壇し、製品について説明した。

 また、フィットネス系YouTuberののがちゃんねる氏、ゴルフタレントでYouTuberのなみき氏によるトークセッション、株式会社テクノクラフト 執行役員 ゴルフ場ビジネス部 部長の松葉健一氏によるHUAWEI WATCH 4 Pro TECRA Modelの紹介なども行なわれた。

橋野翼氏
大城浩輝氏
左から、のがちゃんねる氏、賀磊氏、なみき氏
松葉健一氏