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ワコム、11万円台の大型液晶タブレット「Cintiq 22」

Cintiq 22(型番 : DTK2260K0D

 株式会社ワコムは、液晶タブレット“Cintiq”シリーズから21.5型の「Cintiq 22(型番 : DTK2260K0D)」を7月25日に発売する。ワコムストアでの直販価格は118,800円。予約受付は本日(18日)より開始している。

 Cintiqシリーズは低価格帯の液晶タブレットで、イラストやマンガ、アニメーションなどでの用途を目的とした製品。今年(2019年)の1月に15.6型モデルのCintiq 16が発売されているが(ワコム、半額以下になったエントリー向け15.6型液晶タブレット参照)、今回で21.5型の大型モデルがシリーズに追加された。

 プロ向けで最上位のCintiq Proシリーズのように、視差の少ないダイレクトボンディングや最新のペンセンサーは搭載されておらず、タッチ操作機能もないが、学生でも手の届きやすい10万円台前半の価格を実現。付属ペンはバッテリとコードレスの電磁誘導方式で、液晶面にはペンを走らせるのにほどよい抵抗で描き心地に優れた非光沢フィルムを採用した。

 Cintiq 16と違い、最初から傾き調整可能なスタンドを装備し、16~82度の範囲で調整可能なほか、VESAマウント(100×100mm)も備えており、スタンドを外して好みのアームを装着することもできる。

Cintiq 16との大きさの比較
傾き調整スタンドを標準装備

 おもな仕様は、解像度がフルHD(1,920×1,080ドット)、液晶はIPS方式で画素ピッチ0.248mm、表示色1,677万色(8bit)、応答速度22ms、コントラスト比1,000:1、NTSCカバー率72%、sRGBカバー率96%、視野角上下/左右178度。インターフェイスはHDMI入力とUSB Type-A。対応OSはWindows 7以降、macOS 10.12以降。

 付属ペンのWacom Pro Pen 2の仕様は、筆圧レベルが8,192段階、傾き検知±60段階、読み取り方式は電磁誘導方式で分解能は最高0.005mm。

 本体サイズは、570×359×40mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.6kg(スタンドを除く)。

 付属品は、専用スタンド、HDMIケーブル(2m)、USB 2.0ケーブル(2m)、電源ケーブル(1.8m)