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ケーブルTVで上り/下りともに10Gbps転送を実現する規格が策定完了

 CableLabsは11日(米国時間)、ケーブルTVなどで使われているHFC(Hybrid fiber-coaxial)配線で、上り/下りともに10Gbps転送を実現する規格「Full Duplex DOCSIS 3.1」の策定が完了したと発表した。

 HFCはセンター局から光ファイバーを引き、途中のコンバータによって同軸ケーブルに変換、各家庭に接続する配線方式。2013年に策定したDOCSIS 3.1では、上り1Gbps/下り10Gbpsを実現していたが、Full Duplex DOCSIS 3.1では字面通り、全二重で上下ともに10Gbpsを実現する。

 この転送速度により、ARやVRといったコンテンツの転送を、敷設済みの同軸ケーブルで実現できる。アメリカでは90%の家庭が同軸ケーブルによってサービスが提供されているが、これら既存のインフラを活かし、同軸ケーブルが持つ最大限のポテンシャルを引き出せるとしている。

ケーブルTVで上り/下りともに10Gbps転送を実現する規格が策定完了