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Windows 10の高DPI環境でアプリが“ぼけ”てしまう問題に対処

~Windows 10プレビュー版で一部適用

高DPI環境でスケールを変えた場合、アプリの表示がぼけてしまう問題が発生している

 米Microsoftは7月7日(現地時間)にリリースしたWindows 10 Insider PreviewのPC向け「Build 16237」に、4Kなどの高DPI環境でディスプレイのスケール(拡大/縮小)を変更したさいに、デスクトップアプリの表示がぼやけてしまう問題に手を加えている。

 この問題は、Windowsが持つディスプレイのスケーリングとDPIのデータについて、ユーザーがログアウトするまで各デスクトップアプリ(Win32)が維持するように働きかけているために発生しており、正しい表示に戻すにはいちいちログアウトする必要があった。

 今回のアップデートでこの部分に手に入り、アプリを起動し直すだけで表示のぼけが改善されるという。ただし、現時点ではすべてのデスクトップアプリで機能するわけではない。また、マルチディスプレイ環境で拡張表示を利用している場合、セカンダリディスプレイ上などではぼけた表示は直らない。

 Microsoftはこの機能を試した上で何かしらのバグがあった場合は報告してほしいとしている。