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スマホより小さい“自撮り用ドローン”「AirSelfie」
2017年3月23日 14:46
英AirSelfie Holdingsは、世界初を謳うポケットサイズの“空飛ぶセルフィーカメラ”「AirSelfie」を発表した。直販価格は31,598円からで、出荷開始は5月の見込み。
小型のクアッドコプターにカメラを搭載したもので、セルフィー(自撮り)に特化した製品。本体はアルマイト加工されたアルミ製で、4つのブラシレスマイクロモーターで駆動する、4つのプロペラで飛翔する。
スマートフォンとWi-Fi(2.4GHz)で接続し、専用アプリで操作、撮影を行なう。最大20mの高さまで飛ばせるため、人とパノラマ風景の両方を収めることができるという。
サイズは67.4×94.5×10.6mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は61g。ジャイロ/気圧/磁気センサーを備える。
搭載カメラは500万画素で、1080p30fpsの動画撮影に対応。撮影写真は内蔵の4GB microSDに保存される。
バッテリは240mAhリチウムポリマー(2セル)で、3分間の飛行が可能。30cmのUSBケーブルが付属する。
持ち運びを想定し、iPhone 6/6s/7用(厚さ23mm)およびGalaxy S7 edge用(同24mm)に、スマートフォンケースと一体になった充電機能搭載バッテリ(1,800mAh)を用意。前述以外のスマートフォンユーザーなどのため、12,600mAhの単体バッテリ「パワーバンク」も用意する。
担当者によれば、通常のUSB充電機器からも充電可能だが、これらのバッテリを使用すると急速充電が可能で、10分で約50%まで充電できる。なお、満充電時間は約40分となる。
製品の価格は、AirSelfie+スマートフォンカバーが31,598円、AirSelfie+パワーバンクが32,818円、パワーバンク単体が10,004円となる。
都内で開催された製品発表会には、AirSelfie Holdings Ltd.共同設立者のエドアルド・ストロッピアーナ氏が登壇。
同氏は、AirSelfieは自撮りに革命を起こすもので、今や時代遅れの「自撮り棒」に換わる製品であるとアピールした。
また72時間で目標額を達成できたというKickstarterでのファンディングでは、世界81カ国から支援を受けたことで、世界的に需要のある製品だと分かったと語った。なお、日本は特に支援者の多かった国の1つだという。予約販売購入者は5月発送となるが、Kickstarter出資者には3月から順次発送予定としている。