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Microsoft、MR(複合現実)開発者向けキットとしてAcerのヘッドセットを出荷
2017年3月2日 13:52
Microsoftは1日(米国時間)、Mixed Reality(MR、複合現実)開発者向けに、特別仕様のAcer製ヘッドセットを含む開発者向けキットの出荷を発表した。このヘッドセットは、ヘッドトラッキングを行なうための外部センサーが不要で、プラグ・アンド・プレイですぐに使える点が最大の特徴だ。
ヘッドセットは、片目あたり1,440×1,440ドット/90Hz(ネイティブ)の高解像度液晶を持ち、HDMI 2.0とUSB 3.0ケーブルのみでPCと接続できる。
Microsoftは昨年6月に同社の複合現実ヘッドセット「HoloLens」の技術をベンダー各社に向け提供することを表明。それを承け、LenovoやAcerといった各社はHoloLens互換ヘッドセットの発売に向け取り組んでいる。Microsoftは、ユーザーが300ドル程度でこうした製品を手に取れることを目標としている(”【速報】Microsoft、HoloLensの技術「Windows Holographic」をパートナーに公開“を参照)。
なお、HoloLensと違い、Acer製品はPCと接続して利用する。
同開発キットは、「Windows Mixed Reality Program」や、ゲーム開発者向けの「ID@Xbox」という2つの開発者向けプログラムの参加者に向けて主に提供される。