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AMD、Radeonの消費電力を引き下げる機能を追加

Radeon Chillは消費電力を最大31%低減する

 米AMDは8日(現地時間)、「Radeon」用ドライバの大型アップデートとなる「Radeon Software Crimson ReLive」を発表した。同ドライバの改善点は多岐に渡るが、本稿では消費電力を引き下げる機能について取り上げる。その他の機能については、以下の関連記事を参照されたい。

 Radeon Chillと呼ばれるこの機能は、ゲームの状況に応じて、ダイナミックにフレームレートを変更することで、消費電力を押し下げる。具体的には、ゲームの中で動きが少ないシーンでは、フレームレートを下げる。これにより、動きが少ないシーンでは消費電力を最大31%低減。また、チップ温度も最大13%下げられる。

 なお、この機能は、ゲームタイトルごとに対応が必要なため、現時点では、Team Fortress 2、Overwatchなど利用可能なのは18タイトルに限られる。また、対応ゲームの場合も、デフォルトではこの機能はオフにされている。

 検証記事も用意しているので、併せてご覧頂きたい。

GPU温度は最大13%
ゲームの中で動きが少ないシーンでは、自動的にフレームレートを下げる
Radeon Chill対応タイトル