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マウス、LINEを利用したチャットサポートを開始

 株式会社マウスコンピューターは、LINE株式会社が運営するコミュニケーションアプリ「LINE」を活用したチャットサポートを開始した。LINEアカウントを持っているユーザーの場合、「mouse LINE 公式アカウント」と友だちになるだけで利用できる。

 このサポートでは、コールセンターへの問い合わせが多い項目に対してFAQを用意した「自動サポートサービス」と、オペレータとリアルタイムでチャットし、双方向の画像送信などが利用できる「リアルタイムトークサービス」の2つが受けられる。希望するサービスを選択可能で、利用中も切替可能。

 また、マウスコンピューターのファンのためのコンテンツや情報を用意し、ポイントを貯めることでオリジナルグッズと交換できるサイト「mouse fan」も開設。このmouse fanに製品を登録すれば、シリアル番号を紐付けることができ、サポートシステムとの一括管理が可能になるため、PC構成や前回の問い合わせ内容を踏まえたスムーズなサポート対応も可能になる。

 昨今のスマートフォンの普及、および利用者が多いLINEを踏まえた上で採用に至った。コンセプター株式会社とともに企画/開発を行ない、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社のLINEビジネスコネクト対応ソリューション「DialogOne」と連携することで実現した。

マウスコンピューターの小松社長

 5日に都内で開かれた説明会では、株式会社マウスコンピューター 代表取締役社長の小松永門氏が挨拶。LINEによるサポートを導入した背景について、「昨今、ユーザーのメディア接触時間は、スマートフォンが長くなってきている。また、そのスマートフォン利用も、電話ではなく、ソーシャルメディアを通してコミュニケーションする機会が増えてきた。その中でもLINEの利用率は突出しており、今回のサービスでのLINE採用に至った」とした。

 マウスコンピューターは、既に2006年から24時間365日の電話サポートを実施しているほか、故障したPCの修理に関しても修理速度を上げ、平均96時間で修理を終え5営業日以内で返却した実績を増やすなど、ユーザーサポートの向上に努めてきた。今回の取り組みでさらなるユーザー利便性の向上に繋げたいとしている。

 なお、2016年末現在、マウスコンピューターはおよそ月間で2万件ほどのユーザーサポートに対応しているが、LINEによるサポートの導入によって対応件数を増やすとしている。スタッフに関しては現時点で15名ほどだが、サポートの増強も目指す。そして今後は、より短い電話接続時間や高い対応品質と解決率、今回挙げたような新しい問い合わせ方法への対応、そしてさらなる修理時間の短縮を目指すとしている。

LINEサポート導入の背景
ユーザーのメディア別接触時間の構成比。タブレットやスマートフォンの増加が目立つ
ソーシャルメディアではLINEの利用率が突出している(YouTubeは多いが、これはどちらかと言えば片方向コミュニケーションである)
マウスコンピューターではサポートをウリにしている
サービスとサポートの取り組み
LINEスポンサードスタンプを展開予定
サービスとサポートの向上目標
デモでは、オペレータ側の画面も公開された。ユーザーの質問項目によっては別の担当者に繋げることも可能だ