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マウス、フラグシップゲーミングPC「MASTERPIECE」を刷新

~最上位はTITAN Xを2基SLI搭載

MASTERPIECE i1610/i1710(ディスプレイは別売、キーボードおよびマウスはカスタマイズ品)

 マウスコンピューターは、ゲーミングブランド“G-Tune”のフラグシップモデルである「MASTERPIECE」を刷新し、発売した。

 新モデルはケースをリニューアルし、前面にダーククロム強化ガラス、アクセントとしてヘアライン処理されたレッド色のアルミパネルを採用することで、素材感を活かした精悍なデザインを実現したという。

 これまでのケースはアルミ素材だったが、1.2mm厚のスチール製に変更。同社製PCでは珍しい背面配線を採用し、余裕のある内部空間を確保。底面で吸気し、煙突効果による後部上段および中段への排気となった。吸気部には着脱式の防塵フィルタを備え、メンテナンス性を向上させた。

 オプションで、ワンプッシュで開閉可能で、内部が覗けるガラス製サイドパネルも税別5,800円で用意し、ガラス背面からシルクスクリーン印刷を行なったG-Tuneロゴを入れるなど、「魅せる」要素も取り入れた。電源ユニットは専用エリアに縦置き配置され、主要パーツから熱源を分離させた。BTOに対応し、各種カスタマイズが可能。

 例として最下位の「MASTERPIECE i1610SA1」は、CPUにCore i7-6700K(4GHz)、メモリ16GB、Intel Z170チップセット、GeForce GTX 1060(3GB)ビデオカード、480GB SSD+3TB HDD、スロットイン式DVDスーパーマルチドライブ、700W電源、OSにWindows 10 Homeを搭載し、税別価格は159,800円。

 下位の「MASTERPIECE i1610PA1-DL」は、上記からメモリを32GB、ビデオカードをGeForce GTX 1080(8GB)に変更し、CPUとGPUの冷却をダブル水冷に強化。税別価格は239,800円。

 上位の「MASTERPIECEi1710PA1」は、CPUにCore i7-6800K(3.4GHz)、メモリ32GB、Intel X99チップセット、TITAN Xビデオカード(12GB)、960GB SSD+3TB HDD、スロットイン式DVDスーパーマルチドライブ、700W電源、OSにWindows 10 Homeを搭載し、価格は379,800円。

 最上位の「MASTERPIECE i1710PA1-SP」は、MPi1710PA1からCPUをCore i7-6900K(3.2GHz)、ビデオカードをTITAN X×2(SLI構成)に変更し、電源を1,200Wに強化。税別価格は649,800円。

 本体サイズは共通で215×490×501mm(幅×奥行き×高さ)。

MASTERPIECE(ディスプレイは別売)
写真はオプションの強化ガラスサイドパネルを搭載した場合
上位モデルはIntel X99をベースに、TITAN Xを2枚挿し。2枚のビデオカードの間に空間を開け、冷却性を確保。また、ビデオカードはステイによって補強されている
サンプル機ではCooler Master製CPUクーラーを搭載していた
排気ファンもフィン形状にこだわったモデルを採用している
電源は専用エリアに縦配置
2.5インチシャドウベイ部分は垂直配置とし内部スペースを確保
裏面配線を採用している。このため製造工程も再調整したという