ニュース

Edgeが電子書籍ファイルのEPUBに対応。Paint 3Dプレビューも搭載

~Windows 10プレビュー版「Build 14971」公開

EdgeがEPUBに対応した

 米Microsoftは17日(現地時間)、Windows 10 Insider Previewの「Build 14971」をPC版向けにFast ringで公開した。

EdgeによるEPUBファイルの読み込みに対応

 今回のビルドでは標準WebブラウザのEdgeによる電子書籍フォーマット「EPUB」の読み込み機能を実装。

 プロテクトがかかっていないEPUBファイルに対して、フォント/テキストサイズの変更、ライト/セピア/ダークの3テーマの選択が行なえる。また、ブックマーク(しおり)機能、テーブルコンテンツの参照、シークバーによるページ移動、単語/フレーズ検索、コルタナによる特定単語の定義が可能となった。

Paint 3Dプレビューを実装

 11月3日に特定地域のInsider向けにWindows Storeからダウンロード可能になったペイントの3D版である「Paint 3Dプレビュー」を実装。スタートメニューからペイントを実行すれば、Paint 3Dを使用できる。

 ただし、今回のビルドでは英語バージョンのUIしか実装されておらず、別言語対応版は近日中に提供予定としている。

 また、Paint 3D作品を公開/共有できるコミュニティサイト「Remix 3D」の対応地域が拡張されたが、今回のビルドには日本は含まれていない。順次対応地域を増やしていくとしている。

PowerShellがデフォルトのコマンドシェルに

 エクスプローラーの標準コマンドシェルを「PowerShell」に変更。これにより、[Windows]+[X]キーで呼び出せるメニューと、エクスプローラーの空欄で右クリック+[Shift]キーを押したときに表示されるコンテキストメニューのコマンドプロンプト(cmd.exe)が置き換わっている。ただし、エクスプローラーのアドレスバー上で「cmd」と入力してコマンドシェルを呼び出す方法は残されている。

 コマンドプロンプトを継続して利用したい場合は、「個人設定」→「タスクバー」で表示される設定画面から切り替えることができる。

IMEの改善、Get Offceアプリのアップデート

 日本語IMEと中国語IMEの修正があり、日本語IMEは変換精度が向上し、IMEを使った際のグラフィックスのバグを改善。中国語IMEは辞書ファイルの不完全ダウンロード状態か破損で起こるクラッシュが修正されている。また、Officeアプリの入手を支援するGet Officeアプリのバージョンが2.0に上がり、使い勝手が向上している。

新しくなったGet Offceアプリ