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仮想タッチパッドでタブレットからセカンドディスプレイを操作可能なWindows 10プレビュー新版

 米Microsoftは9日(現地時間)、Windows 10 Insider Previewの「Build 14965」をPCとモバイル向けにFast ringで公開した。

バーチャルタッチパッドでタブレットからセカンドディスプレイを操作可能

 PC版では、タブレットからセカンドディスプレイの操作を行なえるようにバーチャルタッチパッドを追加。バーチャルタッチパッドはハードウェアのタッチパッドのように動作し、マウスなどを接続せずに済むようになる。

 バーチャルタッチパッドは、タスクバー上で長押しして表示される項目から有効化でき、通知エリアにタッチパッドアイコンが表示されるようになる。アイコンをタップすれば、バーチャルタッチパッドが現われる。

バーチャルタッチパッド

レジストリにアドレスバーや新機能を追加

 レジストリエディタにアドレスバーが表示されるようになり、CTRL+LおよびALT+Dでアドレスバーにフォーカスが移るようになった。また、「HKEY_CURRENT_USER」などのキーの名前を全て打たずとも、「HCU」といった短縮入力で認識するようになっている。ちなみに、「HKEY_CLASSES_ROOT」は「HKCR」、「HKEY_LOCAL_MACHINE」は「HKLM」、「HKEY_USERS」は「HKU」となっている。

Sticky Notesがバージョンアップ。Hyper-V VMの動作をさらに改善

 Sticky Notesのバージョンが1.2.9.0にアップデートされ、インサイトの言語とリージョンが多数追加。これにより日本語でフライト情報、メールアドレス、URLを認識できるようになった。英語では、電話番号や住所も認識できる。

 また、タイピング中の安定性や、CTRL+Z/Yの挙動の信頼性が向上。そしてアプリのアップデートがあった場合はアプリ内で表示を出し、アップデートを行なえるようになっている。このほか、Windows Inkの動作改善、前回のビルドでも修正があったHyper-V VMにおけるズーム表示の問題がさらに改善された。

このほか、Hyper-V VM利用時にアプリが拡大設定情報を覚えるようになり、タスクバーが上部に表示されている場合最大化したVMウインドウのタイトルバーが見えなくなる問題を修正など、多数の修正が盛り込まれている。