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AMD、Radeon RX 480の消費電力問題を修正したドライバ

~一部ゲームでの最大3%の性能向上も実装

 米AMDは7月7日(現地時間)、同社GPU向け最新ドライバ「Radeon Software Crimson Edition 16.7.1」を公開した。

 4日に掲載したRadeon RX 480の問題が修正されたドライバで、PCI Expressから電力を過剰に消費していた不具合が解消されている。

 また、性能への影響を最小限に抑えつつ、全体電力を下げるオプションも実装。このオプションは、Radeon Settings内のGlobal Settingsメニューから「Compatibility」UI Toggleをオンにすることで利用可能となる。

 一部ゲームに対して最大3%の性能向上をもたらす、Polarisアーキテクチャ採用GPU向けの性能改善も実装。Radeon RX 480の性能を改善するために設計されており、前述の「Compatibility」Toggleを有効化しているユーザーの性能影響を補うとしている。

 そのほか、PCI Expressの帯域幅が制限されていた問題、Grand Theft Auto Vにおけるスタッタリング、フルHD以上でのDOOMプレイ時の動画の破綻、DirectX 12動作時のHitmanで武器ズーム時の映像破綻、ゲーム中のFreeSync有効時およびRadeon Software終了時にチラつきが発生する問題など(全てRadeon RX 480使用時)が修正されている。

 既知の問題としては、「AMD Gaming Evolved」のオーバーレイ表示をオンしている場合、一部のゲームでクラッシュまたは起動に失敗する問題、 Radeon RX 480でCrossfireモードを終了した場合に、デバイスマネージャ上でGPUが無効化される問題、「Wattman」がOC失敗時でも設定を保持する問題、Total War: Warhammer/DiRT Rally/Dota 2/Battlefield 4/Need for Speed/Assassin's Creed Syndicateにおけるバグなどが記載されている。