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AMD、Radeon RX 480の電力過剰供給問題を修正したドライバを48時間以内に提供

 AMDは、弊誌にて4日に掲載したRadeon RX 480がPCI Expressから規格の上限値を超える電力を消費していたという問題について、新たに声明を出した。

 先日の報道では、AMDが修正用のドライバを準備中であるとしていたが、今回はそのドライバである「Radeon Software 16.7.1」の提供の目途が立ち、発表時点から48時間以内(ツイッターの投稿時間は7月5日の21時19分となっている)にリリースすると伝えている。

 同ドライバではRadeon RX 480の電力配分の変更を行ない、PCI Expressコネクタからの電力供給を低下させたという。ただし、この事象について適切な用途で利用している限り、マザーボードやほかのPCパーツを破損するような危険性はないとのこと。

 AMDは性能への影響を最小限に抑えつつ、全体の電力を下げるオプションも実装したとのことで、「Radeon Settings」内の「Global Settings」メニューから、「Compatibility」UI Toggleで変更可能。デフォルト設定はオフになっている。

 また、一部の人気タイトルで最大3%性能が向上するPolarisアーキテクチャ向けの修正も適用している。

 AMDは今後もRadeon RX 480のさらなる性能最適化を行なっていくと述べている。