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Micron、2TB到達の3D NAND採用SSD
~同社初のコンシューマ向け3D NAND製品
2016年6月1日 15:40
米Micron Technologyは31日(現地時間)、コンシューマ向けでは同社初の3D NAND採用SSDを2製品発表した。
1つはSATA接続の「Micron 1100」で、ラインナップは256GB/512GB/1TB/2TBと、最大で2TBまでの容量を用意。2.5インチとM.2のフォームファクタを採用する。TLCタイプの3D NANDが使われており、同社のSATA SSDの中でもっともコスト競争力があるメインストリーム向けの製品としている。
7,200rpmのHDDに対して、900倍のランダムアクセス性能と、98%の省電力化を期待できるとする。主な仕様は下表の通り。
256GB | 512GB | 1TB | 2TB | |
---|---|---|---|---|
シーケンシャルリード | 530MB/sec | |||
シーケンシャルライト | 500MB/sec | |||
ランダムリード(IOPS) | 55 | 92 | ||
ランダムライト(IOPS) | 83 | |||
MTTF(平均故障時間) | 150万時間 |
もう1つのSSDは、PCI Express接続のNVMeプロトコルを採用した「Micron 2100」で、こちらは執筆時点では製品ページやスペックシートが公開されておらず、詳細は不明。リリース文によれば、ビデオ制作や編集、オンラインストリーミング、ハイエンドゲームなどのハイパフォーマンスPCに適した製品としている。
Micron 1100と同じく、7,200rpmのHDDを性能比較の引き合いに出しており、こちらはリード性能で1,900倍、応答時間を98%縮めたという。
Micron 1100/2100は現在OEMメーカーにサンプルが渡っている段階で、前者は7月に、後者は今夏に製品版を生産を開始する予定。