Hothotレビュー

デル「New XPS 15」

〜狭額縁設計で14型筐体に15.6型液晶を内蔵、Skylake-H、GTX 960M搭載

 デルの15.6型クラムシェルノートPC「New XPS 15」は、既に詳細レビューが掲載されている「New XPS 13」の上位モデルだ。基本的な製品コンセプトは同じだが、Skylake-UではなくSkylake-Hプロセッサを、DDR3ではなくDDR4メモリを、CPU内蔵GPUだけではなくディスクリートGPUとして「GeForce GTX 960M」を、そして液晶は15.6型となり、Adobe RGBの色域を100%カバーする点が大きく異なっている。

【表】New XPS 15のラインナップ一覧
モデル スタンダード プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル
CPU Core i5-6300HQ(2.30/3.2GHz) Core i7-6700HQ(2.60/3.50GHz)
メモリ 8GB 16GB
ストレージ 1TB HDD+32GB SSD 512GB SSD(PCI Express)
GPU Intel HD Graphics 530、GeForce GTX 960M(2GB GDDR5)
ディスプレイ 15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)InfinityEdgeディスプレイ 15.6型UHD(3,840×2,160ドット)InfinityEdgeタッチディスプレイ
OS Windows 10 Home
価格 169,980円 249,980円

 New XPS 13には本体カラー、CPU、メモリ、ストレージ、ディスプレイの異なる6モデルがラインナップされていたが、New XPS 15にはCore i5-6300HQ/8GBメモリ/1TB HDD+32GB SSD/15.6型FHDディスプレイを搭載した「スタンダード」、Core i7-6700HQ/16GBメモリ/512GB SSD/タッチパネル内蔵15.6型UHDディスプレイを搭載した「プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル」の2モデルのみが用意されている。

 供給を超える注文を受けたとして、12月21日時点で一時販売休止となっているプラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネルモデルを、今回試用する機会を得た。ハイエンドノートPC向けとして位置付けられているSkylake-Hプロセッサを搭載した本製品がどの程度の性能を持っているのか、そして常時携帯するモバイルノートPCとしても利用可能なのかという2点を中心にレビューしていきたいと思う。

バッテリ容量で重量は大きく異なる、端子はNew XPS 13より充実

 本体サイズは357×235×11〜17mm(幅×奥行き×高さ)。重量は構成によって大きく異なり、56Whrバッテリ/SSD/タッチ非対応ディスプレイ搭載時は1.78kg、84Whrバッテリ/SSD/タッチ対応ディスプレイ搭載時は2kgとなる。今回試用したプラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネルは後者の構成だ。ちなみに15.4型ディスプレイを搭載した「MacBook Pro 15型Retinaディスプレイモデル」の本体サイズは358.9×247.1×18mm(同)、重量は約2.04kgなので、奥行きが12.1mmほどNew XPS 15の方がコンパクトだが、ほかの数値はほぼ同等となる。

 New XPS 15のベゼル幅はNew XPS 13の5.2mmよりわずかに広い5.7mmだが、15.6型ディスプレイにおける0.5mmの差はまったく気にならないはずだ。むしろディスプレイ自体が大型化されている本製品では、“フレームレスらしさ”はより強く感じられた。

 同梱されるACアダプタは130W仕様で、サイズは実測143×66×22.5mm(同)、重量は352g。電源ケーブル込みで計測すると、重量は実測448.5gとなる。重量はともかく、電源ケーブルが直径実測7.2mmと太くてかさばるので、外出時などにはサードパーティ製の3ピン電源プラグなどと交換することをお勧めする。

 インターフェイスは、左側面に電源アダプタ端子、USB 3.0×1(電源オフでも給電可能なPowerShare仕様)、HDMI端子、Thunderbolt 3/USB 3.1 Type-C×1(兼用)、ヘッドセット端子、右側面にSDカードスロット、USB 3.0×1(PowerShare仕様)、バッテリ充電ステータスライトボタン、セキュリティケーブルスロットが用意されている。Webカメラはディスプレイ下部の左側、ステレオマイクは本体前面、ステレオスピーカーは本体底面手前の左右に配置されている。

 端子類の最大データ通信速度(規格値)は、Thunderbolt 3が40Gbps、USB 3.1 Type-Cが10Gbps、USB 3.0が5Gbps。ちなみにUSB 3.0が2つともPowerShare仕様であること、HDMI端子が用意されていることが、New XPS 13との違いだ。

 狭額縁設計のディスプレイはデザイン性向上に大きく寄与しているが、Webカメラがディスプレイ下部に配置されているため、ビデオ通話の構図が下から見上げるような不自然なものとなる。ビデオ通話の構図にこだわる人は少数派かもしれないが、下から見上げた映像はストレートに言えば “太って”見える。多少不自然になっても構わないので、正面から撮っているように見える“台形補正機能”がWebカメラ自体に搭載されることに期待したい。

本体天面。下がヒンジ部
本体底面。長いゴム足が本体の前側とうしろ側でしっかりと筐体全体を支える。ヒンジ部側にあるスリットは吸気口。上方にふたつあるスリットはステレオスピーカー
底面中央アップ。サービスタグや認証ラベルは金属製カバーに隠されている
本体前面
本体前面アップ。中央にあるのが、電源およびバッテリのステータスライト。バッテリ充電中には白色に、バッテリ残量が10%まで低下するとオレンジ色に光る。左右にあるのはステレオマイク
本体背面。ヒンジ部分には樹脂製素材が使われており、中にはWi-Fiアンテナモジュールが入っている
本体右側面。左から、SDカードスロット、USB 3.0×1(PowerShare仕様)、バッテリ充電ステータスライトボタン、セキュリティケーブルスロット
本体右側面端子部アップ。右側で白く光っている5つの点は、バッテリ充電ステータスライト。右側のボタンを押すと、点灯した数でバッテリ残量を表わす
本体左側面。左から、電源アダプタ端子、USB 3.0×1(PowerShare仕様)、HDMI端子、Thunderbolt 3/USB 3.1 Type-C×1(兼用)、ヘッドセット端子
84Whrバッテリ/SSD/タッチ対応ディスプレイ搭載モデルの重量は実測2,015g
本体、ACアダプタ、電源ケーブルのほかに、Quick Start Guide、Safety and Regulatory Information(安全および認可機関に関する情報)が付属する
ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は実測448.5g
Webカメラはディスプレイ下部左側に配置されている。撮影中はWebカメラ左側のカメラステータスライトが白く点灯する
カメラアプリを起動し、画面中央付近に自然に目を向けている状態でスクリーンショットを撮影した。太っていることが強調される構図と言える。またホームポジションに置いた指が大きく映り込むのも気になる

筐体の堅牢性は十分、キーは感触良好だが一部のサイズに不満

 今回試用したプラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネルの実測重量は2,015gと、New XPS 13の実測重量1,302gよりかなり重くなっているものの、その分堅牢性は十分に保たれている。New XPS 15でも天板と底面にアルミニウム合金、ディスプレイ面にCorning Gorilla Glass NBT、パームレスト面にカーボンファイバー素材を採用した上でその裏にはマグネシウム合金が貼り合わせるという剛性感重視で設計されているが、さらに重量増に応じた補強設計もなされているのだろう。パームレスト部の両端を片手で持って上下に揺さぶると、わずかなキシミ音と底面側のたわみは感じたが、そのまま変形してしまうような感触はなかった。

 キーボードは強めに叩いても、ほとんどたわみやぶれを感じない。長時間のタイピングも快適にこなせるキーボードに仕上がっている。少し底打ちの音が大きいように感じられたが、音が低いので耳障りではない。キーボードで1つだけ気になったのは \キー、Back Spaceキー、Enterキーの横幅が狭いこと。通常キーの横幅は実測14.5mmだが、\キーとBack Spaceキーの横幅は実測10mm、Enterキーの横幅は実測11〜14.5mmとなっている。New XPS 15ぐらい横幅のある筐体であれば、キーボード全体でサイズを調整し、キーを等幅にして欲しいところだ。

 タッチパッドは105×80mm(幅×奥行き)と十分な広さが確保され、またクリック感は軽く、節度のある感触だ。もちろんWindows10に新搭載されたさまざまなジェスチャーを利用できる高精度タッチパッドに対応している。

パームレスト部の片側を片手で持っても、剛性感に不安はない
パームレスト面にはカーボンファイバーが使われており、その素材を生かした表面処理が施されている。せっかくの高級感があるデザインだが、手脂が付きやすく、また落としにくい
これは日本語キーボード。プラス1,100円で英語キーボードに変更できる
日本語キーボードは\キー、Back spaceキー、Enterキーの横幅が狭くなっている
キーボードはバックライト付き。F10キーで常時消灯にも設定可能
タッチパッドは105×80mm(同)。Windows10のさまざまなジェスチャーを快適に操作できるだけのスペースが確保されている
【動画】タイピング音はやや底打ちの音が大きいが、高い音ではないので耳障りには感じない。動画に収録されているタイピング音で音質を確認してほしい

本体発熱はヒンジ側に集中、ファンの音はやや大きい

 今回高負荷時の発熱を計測するため、長波赤外線センサーで最小0.1度の温度差を計測できる「FLIR ONE」を使用した。計測は、室温18度の部屋で「モンスターハンターフロンティアベンチマーク【大討伐】」を最大解像度(3,840×2,160ドット)で実行し、5周経過した後に実施している。

 上面でもっとも高温だったのはディスプレイヒンジ部の左右排気口周辺で61.5℃、次いで“7”キー下のフレーム部分で57℃を記録した。とは言っても、直接触れるキートップ自体は約47℃に留まっており、またタイピング時に1つのキーをずっと触れているわけではないので、生暖かさは感じるものの不快さを覚えるほどではない。

 一方底面は上面よりも比較的温度が低くかった。もっとも高温だったのは吸気口中央の少しヒンジ寄りの位置で、温度は48.1℃だった。底面に設けられた吸気口から外気を取り入れ、ディスプレイヒンジ側を出口にファンを使って排気しているので、底面には熱がこもりにくいのだろう。

全体を見ると、キーボード中央上部と、ディスプレイヒンジ部左右が高温になっているのが分かる
キーボード上部中央は“7”キーの下が57℃に達していた。なおFLIR ONEは赤外線画像と可視画像をそれぞれ別のカメラで撮影するため、可視画像が左にずれている
F1キーとF2キーの上にある、ディスプレイヒンジ部樹脂パーツが最高温度の61.5℃を記録した
ディスプレイヒンジ部を上から覗いてみると、左右と中央に1つずつ、合計3つ排気口があるのが見える。左右の排気口周辺が特に高温となったのは、ファンが左右にそれぞれひとつずつ内蔵されているためだ
パームレスト部は32.2℃。体温より低いので不快さはない
以降は底面の画像。もっとも高温になっていたのは、吸気口のやや上で48.1℃
底面の中心は37.3℃
パームレスト部の裏側にあたる部位は36.7℃と、表側より温度が高くなった

 New XPS 15には、上から見て右奥にビデオカード用冷却ファン、左奥にCPU用冷却ファンが内蔵されているが、高負荷時のファンの音はそれ相応に大きめだ。個人的な感覚では、自室で1人使っている時に耳障りなほどではないが、静かな喫茶店では周囲の目が少々気になるぐらいの音量を発する。もちろんWebブラウジングしたりオフィスアプリを使うぐらいの用途ではそれほど高回転にはならないが、写真の現像や動画のエンコードなど重ための作業を行なう際には、周囲に環境音がそれなりに満ちているファーストフード店舗などを訪れたほうがよいかもしれない。

【動画】「モンスターハンターフロンティアベンチマーク【大討伐】」を最大解像度(3,840×2,160ドット)で実行中に、BGMを消して動画を撮影した。ファンの音質の参考にしてほしい

色域の広いディスプレイ、スピーカーは大ボリュームでビビリ音が発生

 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネルモデルが搭載する15.6型ディスプレイは、3,840×2,160ドット(282dpi)と解像度的にはまったく不満はない。またAdobe RGBの色域を100%カバーしているだけあって、赤や緑のグラデーションを豊かに発色できていることを確認できた。写真や動画を表示・編集するハイエンドノートPCにとって、現在望みうる最高品質のディスプレイと言えるだろう。

 その一方で首をかしげざるを得なかったのがサウンド面。New XPS 15は平均値2W、ピーク値2.5Wのステレオスピーカーを底面手前に内蔵しているが、ボリュームを上げると再生する音楽によってはビビリ音が強めに発生した。70%ぐらいまでのボリュームであればまずまず快適にリスニングできるが、個人的には4Kディスプレイに見合うだけのサウンドクオリティを強く望みたい。

New XPS 15の解像度は3,840×2,160ドット(282dpi)。実際の画面では、デスクトップ半分の面積でブラウザに表示されているバナー広告の注意書きまで判読できる
左がAdobe RGB、右がsRGB設定で撮影した写真。この写真では分かりにくいが、New XPS 15に実際に表示されている画面では赤と緑の微妙な違いがよりなめらかに発色されている
ディスプレイの色域、明度、コントラストなどを調整可能な専用アプリケーション「Dell PremierColor」が用意されている
平均値2W、ピーク値2.5Wのステレオスピーカーを底面手前の左右に内蔵している
サウンド調整用アプリケーション「Dell Audio」にはイコライザー機能も実装されている

3DMarkでNew XPS 13の最大4.45倍のスコアを記録

 今回New XPS 15のベンチマークスコアを比較するに当たって、New XPS 13のスコアを引用することにした。New XPS 15の搭載するSkylake-HとNew XPS 13が搭載するSkylake-Uにどの程度性能差があるのか、また内蔵GPUとは別にビデオカードとしてGeForce GTX 960Mを搭載したことによる効果を確認するためだ。

 ベンチマークプログラムには「PCMark 8 v2.5.419」、「PCMark 7 v1.4.0」、「3DMark v1.5.915」、「CINEBENCH R15」、「Geekbench 3.3.2」、「モンスターハンターフロンティアベンチマーク【大討伐】」、「CrystalDiskMark 5.1.0」を使用した。合わせて連続動作時間を計測するために「BBench」、実アプリのパフォーマンスを計測するために「Adobe Photoshop Lightroom」、「Adobe Premiere Pro CC」も使用している。またNew XPS 15でベンチマークを実施するにあたっては、“NVIDIAコントロールパネル”で“3D設定の管理”の“優先するグラフィックスプロセッサ”を“高パフォーマンスNVIDIAプロセッサ”に設定している。

 なおNew XPS 13のベンチマーク計測時、CrystalDiskMarkのみ古いバージョン5.0.3を使用している。スコアには影響のないバージョンアップではあるが、念のため明記しておく。

【表】ベンチマーク結果
  New XPS 15 New XPS 13
CPU Core i7-6700HQ(2.60GHz/3.50GHz) Core i7-6500U(2.50/3.10GHz)
GPU Intel HD Graphics 530、GeForce GTX 960M(2GB GDDR5) Intel HD Graphics 520
メモリ PC4L-17000 DDR4 SDRAM 16GB PC3L-12800 DDR3 SDRAM 8GB
ストレージ 512GB SSD(PCI Express) 256GB SSD(PCI Express)
OS Windows 10 Home Windows 10 Home
PCMark 8 v2.5.419
Home Accelarated 3.0 3033 2785
Creative Accelarated 3.0 4230 3721
Work 2.0 3907 3552
PCMark 7 v1.4.0
PCMark score 5633 5202
3DMark v1.5.915
Ice Storm 54244 53737
Graphics Score 60791 59580
Physics Score 39396 40007
Cloud Gate 16624 6067
Graphics Score 27217 7742
Physics Score 7038 3453
Sky Diver 12742 3797
Graphics Score 13592 3672
Physics Score 9016 4818
Combined score 15006 3581
Fire Strkle 3953 888
Graphics Score 4234 954
Physics Score 9757 4981
Combined score 1654 323
Geekbench 3.3.2 Intel(32-bit)
Single-Core Score 3485 3191
Single-Core Score Integer 3441 3122
Single-Core Score Floating Point 3233 3089
Single-Core Score Memory 4079 3534
Multi-Core Score 12211 6655
Multi-Core Score Integer 14066 7406
Multi-Core Score Floating Point 14273 7363
Multi-Core Score Memory 4379 3740
Geekbench 3.3.2 Intel(64-bit)
Single-Core Score 3729 3346
Single-Core Score Integer 3750 3354
Single-Core Score Floating Point 3597 3222
Single-Core Score Memory 3951 3580
Multi-Core Score 13406 7010
Multi-Core Score Integer 15356 7877
Multi-Core Score Floating Point 15921 7783
Multi-Core Score Memory 4478 3733
CINEBENCH R15
OpenGL 50.19fps 37.15 fps
CPU 676 cb 324 cb
モンスターハンターフロンティアベンチマーク【大討伐】
1,280×720ドット 17242 4120
SSDをCrystalDiskMark 5.0.3で計測※New XPS 13はバージョン5.1.0で計測(以下同)
Q32T1 シーケンシャルリード 1725.760MB/sec 1557.251MB/sec
Q32T1 シーケンシャルライト 586.763MB/sec 310.665MB/sec
4K Q32TI ランダムリード 519.003MB/sec 473.177MB/sec
4K Q32TI ランダムライト 448.075MB/sec 267.821MB/sec
シーケンシャルリード 1225.261MB/sec 1092.834MB/sec
シーケンシャルライト 586.980MB/sec 308.035MB/sec
4K ランダムリード 40.527MB/sec 38.982MB/sec
4K ランダムライト 177.455MB/sec 151.349MB/sec
SDカードをCrystalDiskMark 5.0.3で計測(SanDisk Extreme Pro 45MB/s SDHC UHS-I)
Q32T1 シーケンシャルリード 41.996MB/sec 39.741MB/sec
Q32T1 シーケンシャルライト 36.909MB/sec 35.911MB/sec
4K Q32TI ランダムリード 3.701MB/sec 3.278MB/sec
4K Q32TI ランダムライト 1.131MB/sec 0.888MB/sec
シーケンシャルリード 44.883MB/sec 43.622MB/sec
シーケンシャルライト 43.415MB/sec 42.155MB/sec
4K ランダムリード 3.354MB/sec 2.937MB/sec
4K ランダムライト 1.050MB/sec 0.905MB/sec
SDカードをCrystalDiskMark 5.0.3で計測(SanDisk Extreme Pro 280MB/s SDHC UHS-II)
Q32T1 シーケンシャルリード 251.303MB/sec 250.401MB/sec
Q32T1 シーケンシャルライト 191.243MB/sec 146.688MB/sec
4K Q32TI ランダムリード 7.903MB/sec 6.743MB/sec
4K Q32TI ランダムライト 1.700MB/sec 1.595MB/sec
シーケンシャルリード 272.657MB/sec 268.434MB/sec
シーケンシャルライト 232.809MB/sec 229.649MB/sec
4K ランダムリード 6.571MB/sec 6.434MB/sec
4K ランダムライト 1.686MB/sec 1.368MB/sec
Adobe Photoshop Lightroomで50枚のRAW画像を現像
4,912?3,264ドット、自動階調 1分56秒53 2分59秒97
Adobe Premiere Pro CCで実時間5分の4K動画を書き出し
3,840×2,160ドット、30fps 9分29秒26 18分30秒49
Adobe Premiere Pro CCで実時間5分のフルHD動画を書き出し
1,920×1,080ドット、30fps 3分53秒92 6分43秒64
BBenchにより連続動作時間を計測(ディスプレイの明るさ40%)
バッテリ残量5%まで 6時間41分15秒 7時間14分55秒

 PCMarkでは大きなスコア差とはならなかったが、3DMarkのCloud Gateで2.74倍、Sky Diverで3.35倍、Fire Strileで4.45倍のスコアを記録している。New XPS 15は高性能を要求する3Dゲームで、よりリッチなグラフィックス体験を得られるそうだ。

 GeekbenchのMulti-Core Scoreでは1.91倍、CINEBENCH R15のCPUでは2.08倍のスコアを記録している。これはSkylake-HとSkylake-Uのメモリ性能も含めた性能差を示していると見ていいだろう。

 実際のアプリケーション処理でも順当な結果が出ているが、特にAdobe Premiere Pro CCによる4K動画の書き出しで約2分の1の所要時間で処理を終えている点は注目に値する。

 連続動作時間はNew XPS 15が約33分短い6時間41分15秒という結果になった。バッテリレポートによるとNew XPS 15の設計上のバッテリ容量は83,995mWh、New XPS 13は55,997mWhと大きな差があるのだが、それでも覆すに至らなかったのは高性能の代償として致し方ないところだろう。

ゲームから動画編集まで広くカバーするモバイルノートPC

 Skylake-Hプロセッサの「Core i7-6700HQ(2.60GHz/3.50GHz)」を搭載したNew XPS 15の性能は十分満足のいくものだ。4K動画を実時間の2倍弱でエンコードできるのだから、外出先でも動画の編集・エンコード・アップロードを快適に行なえるわけだ。常時携帯するノートPCとして実測重量2kgはやや重たく感じるが、15.6型4Kディスプレイの快適な操作環境、4K動画も編集・エンコードできる高性能、モバイルPCとしての基準を満たす7時間弱の連続動作時間を手に入れるためなら、個人的には十分許容できる。ゲームなどのエンターテイメント用途から、動画編集を代表するクリエイティブ分野まで1台でカバーできるメインPCを探している方にぜひお勧めしたい1台だ。

(ジャイアン鈴木)