NEC、IAサーバー「Express5800」シリーズの新製品7機種を発売

　NECは7日、x86プロセッサを採用するIAサーバー「Express5800」シリーズに新製品7機種を追加。7月31日に発売する。併せて、2015年7月にサポート終了を迎えるWindows Server 2003/2003 R2からの移行支援サービスなどの情報をまとめたポータルサイトも開設した。

　新モデルは、いずれもCPU 1基構成の製品で、主にCPU性能を強化したスリム型、タワー型、ラック型の7機種を追加。発売は全て7月31日。スリム型には“ささやき声”程度の静音性を実現した水冷式クーラー採用製品も引き続きラインナップされる。

　エントリータワーの「Express5800/GT110g」は、最小構成でCPUにCeleron G1840(2.8GHz、ビデオ機能内蔵)を採用し、価格は96,000円(税別)から。同じくタワー型の「Express5800/T110g-E」は、最小構成時にPenitum G3240(3.1GHz、同)を搭載して196,000円(同)から。

　スリム型は、空冷式のエントリーモデル「Express5800/GT110g-S」がPentium G3240搭載で129,000円(同)から。水冷式のエントリーモデル「Express5800/GT110g-S(水冷)」が、Core i3-4350(3.6GHz、同)を搭載して169,000円から。

　同じくスリム型で空冷式を採用するスタンダードモデル「Express5800/T110g-S」がPentium G3240搭載で176,000円(同)から。「Express5800/T110g-S(水冷)」はXeon E3-1220 v3(3.1GHz、同)搭載で254,000円から。

　ラックマウント型の「Express5800/R110g-1E」の2.5インチストレージに対応するモデルと、3.5インチに対応するモデルを用意。価格はPentium G3240搭載の最小構成で221,000円から。

「Express5800/T110g-E」

「Express5800/R110g-1E」

　同社では、2015年7月にサポート終了となるWindows Server 2003/2003 R2からの移行に向け、NECグループが取り扱う移行サービスをまとめ、サーバーの用途別にメニュー化したポータルサイト「Windows情報ポータル」を7日に開設した。

　また、サーバーを稼働させたまま3ステップでファイルサーバーのデータ移行が可能なソフト「NEC Easy Data Migration for File Server」の販売を開始。価格は92,000円(税別)。

　さらに、Express5800シリーズの4機種を対象に、Windows Server 2012または2012 R2をプリインストールし、出張修理、パーツ保証、通報サービスなどをパッケージした「5年標準サポートスペシャルモデル」を発売。価格例は、「Express5800/T110g-S」のスペシャルモデルが444,800円から。

NECグループのサーバー移行支援サービス