セット動作(左)とリセット動作(右)のモデル。TEはトップ電極、BEはボトム電極、電極間の円筒はCNTである。リセット動作ではトップ電極(TE)にマイナスの電圧パルスが加わる。CNTが接触する部分はトップ電極から離れているので高温にならず、またTEからの格子振動が届くのが遅い。このためCNT同士の引力が反発力よりも大きく、CNT同士が接触する。セット動作ではトップ電極(TE)にプラスの電圧パルスが加わる。すなわちボトム電極(BE)が高温化することのよる格子振動が、近くのCNTに伝わる。CNT同士の接触点に格子振動が伝わることで引力よりも反発力が大きくなり、接触していたCNTが分離する ※中央大学とNanteroの共著論文『IEEE Transactions on Electron Devices(vol.6, no.9), Sept 2015』から