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MSI、BIOSのUI刷新でNPUのオーバークロックもできるIntel Z890マザー
2024年10月11日 13:23
エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)は、Intel Z890チップセットを搭載し、LGA1851ソケットのCore Ultra 200Sに対応したマザーボード「MEG」、「MPG」、「MAG」、「PRO」シリーズを発表した。
新製品は、直感的なUIを実現するという新設計の「CLICK BIOS X」を採用。また、「MSI Ultra Engine」とメモリ設計の最適化により、全ラインナップで最大9,200MT/s以上のメモリオーバークロックを達成できる。特にオーバークロック競技向けの「MEG Z890 UNIFY-X」では最高で9,600MT/sに達することができるという。
このほか、AI処理のためのNPUをオーバークロックできる「AI Boost」機能をはじめ、「Game Boost」、「Performance Preset」、強化された「XMP Memory Profiles」、「Memory Try IT！」といったさまざまなオーバークロック関連機能を搭載する。
また、Thunderbolt 4、Intel Killer 5G LAN、Intel Killer Wi-Fi 7といった接続オプションに対応。すべての製品にThunderbolt 5のヘッダーが搭載されており、将来的にThunderbolt規格に拡張できる。
ユーザビリティ面では、容易にビデオカードが取り外せる「EZ PCIe Release」、および「EZ PCIe Clip II」を搭載。PCI Expressスロットの耐久性強化も図り、EZ PCIe Release対応モデルにはより重いビデオカードに対応可能な第2世代の「Steel Armor II」を採用。工具不要でM.2 SSDを装着できる「EZ M.2 Shield Frozr II」、「EZ Magnetic M.2 Shield Frozr II」、「EZ M.2 Clip II」といったギミックも備える。
MEG Z890はハイエンド向けシリーズで、最大26フェーズの「Duet Rail Power System VRM」設計を採用。例として「MEG Z890 GODLIKE」は、前面パネルやファン、RGBなどのヘッダーを統合することでケーブル管理を合理化する「EZリンク設計」が特徴。また、Thunderbolt 5拡張カードや、M.2拡張カードが付属する。
MPG Z890はプレミアムゲーミング向けのシリーズで、最大20フェーズのダイレクト電源回路や110AのSmart Power Stagesを採用。ヒートパイプ付きヒートシンクなども備える。
MAG Z890は堅牢性デザインと信頼できる性能を提供するシリーズで、最大16フェーズの「DUET RAIL Power System」や90AのSmart Power Stagesを採用する。同社の定番モデルの1つでもある「TOMAHAWK」がシリーズに属する。
PROは手頃の価格で提供され、仕事/ビジネス/日常作業のニーズを満たす。最大16フェーズのDUET RAIL Power Systemを採用する。
