MINISFORUMからOCuLink搭載ミニPC登場。これ以上強くするのは難しそう

UM780 XTX

　MINISFORUMは、外部インターフェイスにOCuLinkを搭載したミニPC「UM780 XTX」を発売した。価格はベアボーンキットが7万8,980円、メモリ32GB+SSD 1TBモデルが10万6,490円、64GB+1TBモデルが12万1,980円。

　フラグシップに当たるモデルで、OCuLinkポートを備え、別途アダプタを用意すればM.2 SSDやディスクリートGPUを接続できる。また、RGB LEDによるライティングをサポート(BIOSで変更可能)する。

　天板は磁力で吸い付く仕様とし、内部へのアクセスも容易にした。内部に自作のバックライトエッチングシートを挟み込むことで好みのデザインを演出できる。

　CPUはRyzen 7 7840HSを採用しており、8コア/16スレッド構成で最大5.1GHzで動作する。性能に最適化した2種類のモードを備えており、バランスモードはTDPが54W、パフォーマンスモードはTDPが70Wに設定される。内蔵GPUはRadeon 780Mで、VRAMアロケーション機能もサポートする。

OCuLink経由の外付けビデオカードにも対応

内部構造。写真から確認するにデュアルファンを採用しているようだ

SD-DOMMとM.2スロットは2基ずつ

　メモリはDDR5 SO-DIMM×2で、48GBモジュールに対応することで最大96GBまで拡張できる。また、冷却効果を高めるためにCPU/ヒートシンク間の接合に液体金属を用いた。そのほかのインターフェイスは、USB4×2、USB 3.1×4、2.5Gigabit Ethernet×2、HDMI 2.1出力、DisplayPort 1.4、OCuLink、音声入出力などを搭載する。

　スタンドが付属し、斜め置きが可能となっているほか、VESAマウンタでモニター後部のVESAマウンタホールに装着することも可能。ACアダプタを利用するが、USB PDでの駆動も謳われており、65～100WのUSB PD給電をサポートする。