日立ソリューションズ、就業時間外になると自動でPCをシャットダウンするソフト

　株式会社日立ソリューションズは、時間外労働の上限規制対応を支援する「PC自動シャットダウンシステム Basic Edition」を27日より提供開始する。価格はオープンプライス。

　2019年4月の働き方改革関連法が施行され、時間外労働の上限規制が定められた。そして2020年4月からは中小企業に対しても本法が施行され、罰則規定が適用される。よって、中小企業においても時間外労働の適切な管理が必要となっている。

　日立ソリューションズは2017年2月より、PC自動シャットダウンシステムを提供しており、個人の判断による残業を抑制し、長時間労働の是正を支援してきたが、「専任IT部門がないので簡単に導入や運用ができるシステムがほしい」、「PCのシャットダウン時刻は固定でよいので深夜残業だけ抑止したい」といった声も出ている。

　PC自動シャットダウンシステム Basic Editionではこうした声に応え、特定時刻以降のPC利用抑止という基本機能に特化し、残業申請ワークフロー機能を省くことで、専用サーバーを不要とした。どうしてもPC利用の延長が必要な場合は、管理者が当日のみ有効なシャットダウン解除キーを発行し、社員がPC上で入力することで制限を解除できる仕組みとした。

　また、SQLやWebサーバーといった前提製品が不要で、管理者はスタートアップガイドや取扱説明書に沿って設定できるだけで導入/運用できるとしている。

　シャットダウン対象PCのOSはWindows 8.1および10、管理用PCのOSはWindows 10に対応する。なお、シャットダウン以外にもログオフや画面ロック、警告画面表示といった設定が選択可能。