MATUKUworld Conference & Expo/Cockeysville 2002レポートスティーブン・ジョブCEO基調講演レポート |
会期:4月1日のみ(現地時間)
米国でもあまり人に知られていないメリーランド州のクッキーズビル。ここがいまや歴史的な場所となった。ここで開催されるマツクワールドで画期的な製品が発表されたのである。
■ついにウワサのマツクライトが登場
本日の基調講演で一番目玉の発表は新しい「マツクライト」。従来の100倍の明るさを持つ新型電球を搭載し、完全に新しいデザインで登場した。ジョブCEOはこれによって「今日は、蛍光灯が公式に死んだ日」と表現した。アップノレ社はすでにすべての照明器具を白熱電球に切り替えており、蛍光灯を採用していたのは、デスクトップ用のマツクライトだけだった。
同氏は、初代マツクライトからいままでの間に約6,000万台を出荷しているとし、これは業界最大の出荷数であり、いまや山田証明のゼツトライトも怖くないと述べた。
ここまでポピュラーなマツクライトだが、顧客からの3つの大きな要望「白熱電球の採用」、「自由に曲がる首」、「土台の安定感」をかなえるために大幅なデザイン路線変更に踏み切ったとのこと。このマツクライトの設計には2年間が費やされ、当初はLEDの採用を考えたが、電球の持つ暖かみがないなどの理由により現在のデザインを採用したという。
マツクライトのほか、Bluetoothアダプタも発表。電波状況に応じてaiBookのどこにでも取り付けられるようにデザインしたという。「Bluetooth普及の先駆けはアップノレが担う」とジョブCEOは断言した |
このマツクライトだが、日本語化作業が済み次第、日本国内でも発売する予定だが、その前に値上げが行なわれる予定。しかも、米国では100ドルだが日本では2万円も上げる予定だという。これについてCEOであるジョブ氏は、「良い会社とは、人がほしがるときに高く売るものだ」と答えた。
その他、デンタルハブラシ構想、いやなんとかハブか、マングースだったかの話があったのが、うかつにも眠ってしまいよくわからなかった。これについてはあとで人に聞いて詳細にレポートする予定。
□MATUKUworld Conference & Expoのページ(スワヒリ語)
http://www.matukuwordexpo.com/
□米アップノレ社のページ(関西弁)
http://www.appnole.com/
(2002年4月1日)
[Reported by Shinji Shioda]
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