STAMPカメラの撮影原理。通常のカメラは動的現象と同程度またはそれ以上の速度で動くデバイスを用いて撮影を行なう。STAMPカメラでは、超高速で展開している動的現象をそのように直接的に時間領域で取得するのではなく、異なる物理パラメーター(図では光の色)を持つ観察光を用いて像を空間領域に射影する。どの時間がどの波長に対応しているのか、どの空間がどの波長に対応しているのか分かるため、空間領域で取得された像から時間領域での振る舞いを、波長を介して再構成できる。このように時間領域で圧縮された情報を空間領域に展開することで、高速に動作するデバイスの必要がなくなる。この原理はX線、赤外線、テラヘルツ波や電子線などによる他の撮像法にも用いることができる