Windows 10の配色を“クールなブラック”にする方法

「設定」の背景色がブラックに変わった

【お詫びと訂正】初出時に「Microsoftのブログサイト」としておりましたが、誤りでしたので序文を修正いたしました。お詫びして訂正させていただきます。

　Windows系の情報を集める海外ニュースサイト「Windows Central」にて、Windows 10の「設定」メニューなどのテーマカラーを、ホワイトからブラックに変える方法を紹介している。
　既にBuild 10074の段階で同じことを紹介したという話だが、正式版となったWindows 10でもこの方法を利用できるとのこと。

　テーマカラーの変更にはレジストリの書き換えが必要であり、間違った操作を行なうとシステムを壊してしまう可能性がある。そのため、変更を行ないたいという方は自己責任を理解した上で試して欲しい。

　なお、エクスプローラの配色などは変更されず、適用されるのは「設定」や「ストア」といったWindows 10のシステムアプリだけのようだ。配色は元に戻すこともできる(ページの最下段に記載)。

　Windows Centralで紹介されていた手順は以下の通り。

サーチバーに「regedit」と入力してレジストリエディタを起動する

レジストリエディタが起動したら、以下の場所を開く→「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Themes\Personalize」

　筆者の環境では最後の「Personalize」キーが見当たらず、自身で作る必要があった。作り方は次の通り。

「Themes」キーを右クリックして、メニューを表示→「新規」→「キー」を選択

キー名を入力できる状態になるので、「Personalize」と入力する

自分で作成した「Personalize」キーを右クリックして、「新規」→「DWORD(32ビット)値」を選択

DWORDの名前に「AppsUseLightTheme」と入力する

「AppsUseLightTheme」が出来たら、「値のデータ」が「0」になっていることを確認する。値を書き換える場合はダブルクリックすればウィンドウが開くので、そこから書き換えられる

次は「HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Themes\Personalize」に移動。初めから「Personalize」キーがあるので、ここでも「Personalize」キーを右クリックして、「新規」→「DWORD(32ビット)値」を選択。作成したDWORDの名前に「AppsUseLightTheme」と入力

「AppsUseLightTheme」の値が「0」になっていることを確認してサインアウトする

サインインして「設定」などを開いてみると、テーマカラーがホワイトからブラックになっている。枠の色などは「パーソナル設定」から好きなものに変更可能。ここでは赤を選択してみた

「ストア」もテーマカラーがブラックに変わる

　配色を元に戻すには2つの場所に作成したDWORDの「AppsUseLightTheme」の値を「1」に書き換えれば良い。なお、作成した「AppsUseLightTheme」を削除してみたところ、「1」と入力した場合と同じように配色を元に戻すことができた。

2つのDWORD「AppsUseLightTheme」の値に「1」を入力するか、DWORDそのものを削除することで元に戻すことができる