富士通、クリーンルームで栽培した低カリウムレタスを発売

会津若松Akisaiやさい工場

　富士通は、独自の食・農クラウドバリューチェーンサービス「Akisai」を活用した閉鎖型大規模植物工場「会津若松Akisaiやさい工場」で栽培した「キレイヤサイ」シリーズとして低カリウムレタスを7日より発売した。

　農業生産者や食品加工・卸・小売・外食企業向けサービスである「Akisai」を活用しつつ、塵や雑菌がほとんど存在しないクリーンルームで栽培することで、10℃以下の冷蔵保存で2週間鮮度を保てるほか、100gあたり100mg以下と通常のリーフレタスよりカリウム成分が低く、硝酸態窒素も100gあたり75mgと低くしたことで、苦みを抑え、甘さを引き出し、苦みが苦手な子供達にも食べやすいという。

　富士通では、福島喜多方の生活協同組合コープあいづや、東京八王子の九州屋ビーンズ武蔵中原店を始め、順次全国の法人向けに販売を展開していく。今後は、他の低カリウム野菜の栽培にも取り組み、2016年度に売上4億円を目指す。