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8,000×3,333ドットで描かれるスーパーリアリズムなCrysis 3の世界

 写真共有サイトFlickrにて、最新の3Dエンジンを採用したFPSゲーム「Crysis 3」を、前代未聞の8,000×3,333ドットという解像度で動作させた時のスクリーンショットが掲載されている。

 これは海外のゲーム愛好家“K-putt”氏による投稿のもの。このことについて詳しく報道しているEXTREMETECHの記事によれば、8,000×3,333ドットという解像度を実現するために、「OnTheFly」と呼ばれるCrysisの実行ファイルをハックしたバージョンが用いられ、ゲーム内のコンソール機能を大幅に拡張し、これによって解像度の向上や描画距離のオンザフライの変更を可能にした。

 また、SweetFXと呼ばれるゲームエンジンのシェーダーコードを変更するプログラムを用いることで、出力の色やコントラストを調節し、最終的なスクリーンショットを得たという。

 実際の画面はFlickrでじっくり眺めていただきたいが、1枚1枚、1本1本細かく描かれる植物のディテールは圧巻で、3Dグラフィックスの概念とは一線を画し、まさにスーパーリアリズムに勝るとも劣らない域に達している。

 8,000×3,333ドットの環境下では、1画面あたり2,666万4,000ピクセル描画しなければならない。K-putt氏によれば、Xeon E3-1230 v3とオーバークロックしたRadeon HD 7950を用いた環境での描画速度は、わずか2fpsだったという。この解像度で快適にプレイするためには、GeForce GTX TITANが10基分程度のパワーが必要になるともしている。

(劉 尭)