やじうまPC Watch
Windows 8.1でネットワークアイコンの右クリックが利用不可に
(2013/10/21 15:34)
10月18日に発売となったWindows 8.1。Windows 8ユーザーには17日夜からWindowsストアで無償アップデート提供も始まったため、アップデートしたユーザーも少なくないだろう。
基本的に8.1では、さまざまな設定や機能が洗練され8よりも使い勝手が増しているが、ネットワークの設定方法が一部変わってしまっている。困っているユーザーもいるかもしれない(実際に編集部にもそういうスタッフがいた)ので、設定方法をここに紹介する。
8では、ネットワークの設定は、チャーム→設定→(あるいはデスクトップの通知領域の)ネットワークのアイコンをクリックし、そこに表示される各接続を右クリックでプロパティを呼び出せるので、そこからパスワードや設定の変更などができた。
しかし、8.1では右クリックをしても、一切コンテキストメニューが表示されなくなってしまった。設定を変更するには、コントロールパネルのネットワークと共有センターからアダプターの設定の変更をクリック。各種ネットワークアダプタのアイコンがあるので、右クリックするとメニューが表示され、プロパティにアクセスできる。
パスワードの変更については、Wi-Fiの場合は、接続試行中にWi-Fiアダプタのアイコンをダブルクリックし、Wi-Fiの状態が表示されるので、ワイヤレスのプロパティをクリックし、セキュリティタブを開く。VPNの場合は、プロパティのオプションから、資格情報を記憶するのチェックを外し、接続時にユーザー名とパスワードを入力する。毎回の入力が面倒な人は、一端接続を解除し、先ほどの資格情報を記憶するにチェックを入れ直す。
ちなみにアダプタアイコンを右クリックする際に、四角で囲まれている範囲内でも、文字やアイコンのない場所をクリックしてもメニューは出ないので、アイコンなどを狙って右クリックする必要がある。
ネットワークと共有センターからの各種アダプタの設定変更はWindows 7時代から存在するが、なぜ便利だった接続アイコンからの右クリックの方法を廃止したのか理解に苦しむ。もう少し簡単な方法があるのかもしれないが、8.1でネットワークのパスワード変更の必要に迫られている人がいたら、参考にして欲しい。